小野副広報官(@HikarikoOno) はCNNの取材に対し、このよう応え、強気の姿勢を見せた。
「日本政府はこのような中国側の挑発的行為に対し、 断固たる、かつ冷静な姿勢で臨む用意が出来ている」("Japanese government is ready to respond to this kind of provocative act of Chinese side in resolute yet calm manner") - 実際の取材映像(1:44~)しかし、海外メディアに対し政府の公式スポークスマンである官房長官や副官房長官ではなく、副広報官が対応したことから、日本政府がこの問題に対して弱腰であると受け止められる可能性がある。これまで菅官房長官は、中国側の挑発行為に対し「我が国の領土・領海・領空は断固として守る」(動画)と強気の姿勢を示しており、最近も同様の表明を行っていた。
アジア地域を軍事衝突の危機に陥れる日米中の危険なチキンゲームという名のブリンクマンシップ外交の中で、日本政府の本音と建前が広報の形で交錯しているのが窺える。政府は先日、ADIZに自衛隊機を派遣し、警戒・監視行動を開始したことを発表している。これ以上のエスカレーション(軍事的緊張の拡大)の回避を望むか、それともその先へ行くか。
日本政府の国際広報のあり方が問われている。
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