「私たちの仕事はまだ終わっていない」
"Our job is not yet done"
エコサイド運動の指導者、アンゴラ政府の動きに注意を促す
2013.9.13 OBN
エコサイド条約作業チームの設置を決定したアンゴラのサントス大統領
(13日 OBN)現地アンゴラプレス(ANGOP)によると、エコサイド(生態系破壊罪)は、ある領域における様々な生態系の人為的あるいはその他の要因による破壊または劣化により、住民による完全な資源の開発を疎外する行為と定義される。
同紙は13日、国連において「エコサイドの禁止に関する国際条約(International Convention against the Ecocide)」について、加盟国の間でこれを協議、承認し、推進することを決定したと報じた。その目的は、「地球および全ての生物を害悪から守り、事象の責任を問われるべき機構、組織及びその指導者らの責任を法の名において追及することにある」という。
同紙によれば、各国の行政府は、「エコサイドに取り組むための国家機関の創設や、環境保護を所掌する国際機関との間で法令や規制の執行について協力し、技術支援の供与や情報交換を行うこと」を求められる。大統領に任命された作業チームは、環境大臣によって統括され、その他エネルギー・水産省、内務省、石油省、国防省の代表者がそれぞれ参加する。
作業チームの任務は「エコサイド禁止条約」の草案を精査し、国内法体系への影響を調査することにあるという。また経済開発に関する法的枠組みを構築し、国際協力を推進・支援し、エコサイド防止のための技術的支援を行うこと、さらに、環境教育により政府官庁間での情報、広報、啓蒙を推進し、脅威にさらされた地域を特定し保護するという任も負う。
「この定義の核心には、資源の開発問題への意識がある。ここでは本質的な価値観が、企業の価値観にすげ替えられてしまっている。私たちの仕事はまだ終わっていない。」
"What I see is the co-opting of intrinsic values for corporate values. This wording has at its heart the development of resources.
So our job is not yet done. "
そして、こう訴えかける。
「この法律は人々や地球の生命を最優先とするための法律であって、資源開発や利益を保護することがその目的ではない。エコサイド法を正しく伝え続けることによってしか、この法律の本質を守ることはできない。皆さん、どうかご協力ください」
アンゴラ政府のエコサイド条約成立に向けた動きは歓迎すべき動きであると同時に、こうした動きの裏には、国家と産業の思惑がその背景にあることを常に意識し警戒し続けなければならない。
"This is a law that has been proposed to put the life of people and planet first, not to put the safeguard of profit and resource exploitation first. Only by continually shining a light on the law of Ecocide can we ensure that the intent behind the law remains true. Can you help me do this?"
アンゴラ政府のエコサイド条約成立に向けた動きは歓迎すべき動きであると同時に、こうした動きの裏には、国家と産業の思惑がその背景にあることを常に意識し警戒し続けなければならない。
(C) 2013 All rights reserved. OBN
0 件のコメント:
コメントを投稿