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2010/04/29

NHKの普天間問題に関する番組『解説委員室』への意見・アンケート回答


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本日29日放送のNHK解説委員室の「双方向解説、そこが知りたい」シリーズ、今日は『普天間、そして日米同盟の行方は』がテーマだったので、番組に対するアンケート回答・意見を発信してみた。いずれも、個人としての投稿である。意見はいずれも200文字以内という字数制限があったので考えをまとめるのがなかなか大変だったが、以下のように投稿し、アンケートに応えた。

I. 意見の投稿


第1部 「普天間問題の行方」

■ご質問 ※200字以内
1. 普天間問題について、あなたは何を一番、疑問に思っていますか?質問をお寄せください。


一番疑問なのは、なぜ、連立与党各党は矢継ぎ早に県内移転の提案ばかり出すのかということ。国内移設案では、どこも受け入れないのは分かりきっている筈。目的は、案を出すことではなく、他にあるのではないかとしか思えない。それはアメリカとの交渉を有利に運ぶための戦略のように思えてならない。


■ご意見 ※各200字以内
2. 普天間問題について鳩山政権の対応、沖縄の反応、アメリカの姿勢などについてご意見をお寄せください。

鳩山政権側の対応は、悪戯にマスコミや世論を刺激しているように思う。沖縄側の世論は「県内移設反対」だけでなく「普天間基地撤廃」でも一致しており、各首長もこれに異を唱えない。米側は、現行案を固持せざるを得ないが、これだけの反対を前に自ら譲歩せざるを得ない立場に追い込まれている。鳩山政権の場当たり的に見える対応は、実は国論を一致させる役割を果たしており、最終的に米側を譲歩へと追い詰めているのではないか。


第2部 「東アジアの安定」

■ご質問 ※200字以内
3. 東アジアの安全保障や脅威の現状について解説委員に聞きたいことはありますか?どんなご質問でもお寄せください。

特にありません。


■ご意見 ※各200字以内
4. 中国は脅威かどうか、北朝鮮にどう対処すればよいか、東アジア安定の鍵は何かなど、東アジア情勢についてのご意見をお寄せください。

中国は引き続き潜在敵脅威ではあり続けるが実質的脅威ではなくなる。堅実な経済成長路線を維持するには国際社会との協調がますます必要で、孤立する選択はとれない。その中で北朝鮮は中国には目の上のたんこぶ。これにも国際協調で対応しようとしているが六カ国協議の枠内での対応では限界があるだろう。六カ国協議の枠を離れたより広い非核化の枠組みで北朝鮮を囲い込む必要がある。地域安定の鍵となるのは非核化地帯構想だろう。


第3部 「日米同盟のあり方」


■ご質問 ※200字以内
5. 日米同盟についてわからないこと、疑問に思っていることなどを解説委員に質問の形でぶつけてください。

特にありません。


■ご意見 ※各200字以内
6. 日米同盟の現状と在日米軍について、また日米関係のあるべき姿などについて、どんなご意見をお持ちですか?

在日米軍基地は、再編ロードマップが履行されればその兵力が大幅に削減され、軍事的抑止力としての効果はますます弱まる。今後、実質的脅威として考えられるのがテロ、潜在敵脅威として考えられるのがミサイル攻撃などと整理すれば、この両方を抑止する体制があれば十分ということになる。再編・縮小された米軍と自衛隊の関係は、これは日米共同で緊急災害援助活動等に特化した部隊に再編する路線などが考えられる。


II. アンケートへの回答

番組のアンケートには次のように応えた。
いずれも、個人的見解であることは申し添えておく。

Q1.普天間問題は5月末までに?
 A.決着する
B.決着は無理
C.わからない

Q2.中国と北朝鮮、安全保障上の脅威は?
A.中国の脅威が大
B.北朝鮮の脅威が大
C.どちらも脅威ではない

Q3.日米同盟、今後どうあるべきか? 
A.さらに強化すべき
B.現状を維持すべき
C.現状より低減すべき

Written by Etranger

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