photo by kind courtesy of @atuktekt (*click the photo for details)
ラベル Journalism (報道) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Journalism (報道) の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2016/06/03

オバマ大統領の演説・動画・レター等の飜訳:MY RESOLUTION BOX

短期間の間にこれだけの分量のものをネットに上げている自分は、間違いなく、オバマ大統領に心酔しているのだろう。この数日間の自分の中の熱狂と葛藤を、形にして残す。彼は私の英雄である。同時に、私は彼を容赦なく批判する。このアンビヴァレントな数々の思いを今、ここにしまいこむ。

In such a short time, I compiled this many works on him. So I must completely adore President Obama. So I decided to keep it in once place all the fervor and my inner struggle towards his Hiroshima visit and speech. Yes he's my hero. And yes I'm staunch critic of him. I'm gonna store away all these ambivalent feeling I have, right here, right now.



動画

ホワイトハウス公式


画像集

Facebookギャラリー

関連ブログ(Tumblr)

関連Togetterまとめ


訪問前後の連投ツイート(後に更新予定)

2015/11/20

【和訳】「表現の自由」に関する国連特別報告者がブログで綴った日本への公式訪問「中止」の経緯

20日付東京新聞朝刊より
来月12月1日から日本で訪問調査を行う予定だった国連人権委員会の「表現の自由」に関する特別報告者(Special Rapporteur on the Promotion and Protection of the Rights to Freedom of Opinion and Expression)である デビット・ケイ(David Kaye)氏は17日、先週14日に日本政府により突如、訪問実施の「中止」を伝えられた事実を自身でFreedex(※)のブログに綴った。以下はその全文の翻訳(英日併記)。
Freedexとは: 国連特別報告者であるケイ氏が個人として所属大学であるカリフォルニア大学アーバイン校(UCI)法学部の『国際司法クリニック』とのコラボレーションで運営する「表現の自由」(Freedom of expression)問題に関する活動サイト。サイトの免責事項には「当サイトは国連人権高等弁務官事務所により管理運営されておらず、その内容は国連の公式な立場を表すものではありません」と記載されている。 

Cancellation of Official Visit to Japan

日本公式訪問の中止
During my presentation before the Third Committee of the General Assembly in October, I was able to announce that the Government of Japan had issued me an invitation to conduct an official visit from 1 to 8 December. A visit would be an important moment to evaluate certain aspects of freedom of expression in the country, such as the implementation of the 2013 Act on Specially Designated Secrets (about which the Human Rights Committee expressed concern last year), online rights, media freedom, and access to information. I have previously met with Japanese officials and members of civil society to learn more about these issues and looked forward to a productive visit.

10月に国連総会第三委員会でプレゼンを行った際、私は委員会に対し、日本政府から12月1日から8日にかけての公式訪問に対する招待を受け取ったことを報告していた。この訪問は、2013年制定の「特定秘密保護法」の実施(国連自由権規約委員会が昨年懸念を表明)、インターネット上の権利、報道の自由、知る権利など、日本における表現の自由に関する一定側面の評価を行う重要な機会となりえた。
We had been deep in the work of setting up meetings and preparing for the visit. Unfortunately, last Friday, the Permanent Mission of Japan in Geneva indicated that my visit would not take place as the Government would not be able to arrange meetings with relevant officials. The Government suggested postponing the visit until the fall of 2016. 
これらの問題について過去に日本政府や市民社会の関係者の方々と協議してきこともあり、私は今回も建設的な訪問になるであろうと期待し、会合の設定や訪問準備にも深くコミットしてきた。しかし残念なことに先週金曜日、駐ジュネーヴ日本政府代表部は、関係する政府関係者との会合を調整できないため、訪問は実施できないとして、2016年秋まで訪問を延期することを提案してきた。
I asked the Japanese authorities to reconsider their decision, but the Mission confirmed to me yesterday that the visit will not go forward and is now canceled.  Of course, I hope that the visit will be rescheduled. In the meantime, we will continue to engage with the Government – as we do with all governments – through regular communications, meetings in Geneva and New York, and other opportunities as they arise.

私は日本政府当局に対し、決定を再考するように要請した。しかし昨日16日、駐ジュネーヴ日本政府代表部は、公式訪問は実施されず、中止となったことを正式に私に伝えた。無論、私としては新たに訪問日程がスケジュールされることを希望するが、同時に、他の政府と同様、日本政府には、日常的なやりとりやジュネーヴ、ニューヨークでの会合やその他の機会を通じて引き続き働きかけていく。
2015/11/17 David Kaye

2015/10/26

【コメント】イラク戦争の総括が未だ行えない日本~ブレア英元首相の「謝罪」報道を受けて~ #安保法制



及び腰な国内報道


長年「対イラク武力行使」として議論されてきたイラク戦争の正当な総括が、遂に戦争の最大の当事国の一つである英国の当時の元首相からもたらされた。このこ と自体は感慨深い。しかしその報道のされ方が、戦争に賛同したこの国において、やや”及び腰”であることには不満をおぼえる。

今回ログルでまとめた英紙デイリーミラーのハイライトは、英紙が報じたそのままのものだ。つまり、米英が始めた戦争の最大の当事者の一翼を担った英国のメディアは、あくまでブレアが戦争の過ちを認め謝罪したことに焦点を置いた。戦争当事国としての一大ニュースはその一点にあるのだ。


ところが国内の報道では、ブレアが「サダム失脚については謝罪しない」としたことを、さも両論併記の原則を保っているかのように報じる。CNNの番組につい て初報を打った英紙デイリーミラーでは「謝罪した」ことにフォーカスが置かれ、全世界の報道がそのことでもちきりなのにもかかわらず、だ。

また朝のツイートでも指摘したが、国内で初報を報じたとみられる朝日の記事は、その翻訳の内容からしておかしい。まるで、ブレアの発言の重さを”相殺”するかのような、実に恣意的な訳になっている。これで”両論併記”すれば、総合的には「謝罪しなかった」ことにウェイトがかかる。

なぜ報道価値があるのか


英紙デイリーメールがハイライトした3つのポイントは、ブレアが、①イラク攻撃理由となったインテリジェンス(情報)が誤っていたこと、②IS台頭を招いた (力の空白を生んだ)”第一の要因”であるという指摘に「幾分か事実」(element"s" of truth)があること、③現在のシリアの戦乱に至るまでの状況を生み出した責任があることを、それぞれ大筋で認めたことにある。

たしかにCNNの対談では、ブレアは「サダムを排除したことについては謝罪できかねる」と、結果的にサダムを失脚させたことの功績については頑なに否定しな い。しかし世界の関心事は、「認めなかった」ことよりも、「認めたこと」にある。戦闘終結後長年責任を”一切”認めなかった当事者が戦争の誤りを謝罪した のだから、それこそが伝えるべき価値なのである。

イラク攻撃の支持とイラク自衛隊派遣については、どのような教科書通りの 理屈があるにせよ、当時としては大規模な数万人規模の反対デモが行われたことを記憶している。同時期、お隣の韓国を含めた関係各国では数十万人規模だっ た。そのくらい、「正当性の無い戦争」として世界に見られていた戦争だった。

この”正義なき戦争”を(”正義のある戦争” などもともと存在しないが)、諸手で支持・支援した当時の自公政権、そしてその"後始末"であるイラク復興支援へという名の戦地自衛隊派遣に賛同した人間 は、イラク戦争がもたらした結果を重く受け止め、その道義的責任を負わなければならない。

はからずもこの戦争の最大の当事 者の一翼を担った英国首相は、現在のシリアの混迷した状況を生み出した要因がイラク戦争にあることを大筋で認めた。また単に「一理ある」という月並みな表 現ではなく、「幾分か事実」であることを認めた。つまり幾つかの事実が連なって今の状況を生み出したという認識を示したのである。これは実に重大な発言 だ。

中途半端に行われた政府内検証

では、まず①イラク攻撃を支持し、②その後始末の復興支援のため戦後史上初の戦地派遣というリスクを負ってまで自衛隊派遣を行ったわが国の政府はこのことをどう受け止めているのか。実は2012年12月、安倍政権の発足前、外務省により検証がなされていることは広く知られていない。

ただし、この検証報告には「日本政府が米英等の武力行使を支持したことの是非自体について検証の対象とするものではなく」という但し書きがついている。あく まで「外務省内における検討や意思決定過程」の検証であり、政府全体のものですらない。つまり、安保法制に基づく今後の集団的自衛権の行使に至る判断基準 を検証するものではない。

事実、外務省は「結果的にイラクに大量破壊兵器が発見されなかった現実がある中で,改めてこの期 間の政策決定過程を検証し,もって教訓を学び,今後の政策立案・実施に役立てるとの観点から行ったもの」でしかないことを認めている。もとより検証不足で あることは承知の上での公表なのである。

尚、この政府の検証内容に対し、JVC(日本国際ボランティアセンター)を含む国内の市民社会組織(CSO)6団体は、「検証の内容は不十分」として一蹴し、報告書の全面公開を要求した。だが2015年現在、この要請は受け入れられておらず、また国会内でもこの報告書を検討した事実は確認されていない。

参院での安保法制の審議の渦中、山本太郎議員がイラク戦争の総括を求めた背景には、こうした事実があった。民主党政権下で政治主導の下で行われた「検証」作業は、結局外務省の対応のみを検証するもので、政府全体とくに官邸側の判断を検証するものではなかったからだ。

山本太郎参議の審議で情報提供面で協力したとみられる、フリージャーナリストの志葉玲氏が事務局長を務める「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」 がいまも活発に活動している背景には、政府による検証努力が不十分であり、かつ、その中で安保法制により、「次の戦争」に加担する体制が作られようとしていることがある。

先 日10月25日放送の『NHKスペシャル「新・映像の世紀」』の内容は、百年前の1918年に終結した第一次大戦の結果が、いかにして現代まで連綿と続く紛 争の要因となっているかを紐解いた。ではほんの十数年前の戦争は、現代の何の状況に影響しているのか。政府の一部の政策検証等で足りる問題ではない。

英国のブレア元首相は、イラク攻撃が、結果として「サダム失脚」の功績を生んだことを否定しないまでも、現在のIS台頭を招いた要因となったことを認めた。戦争には因果があり、それは次なる戦争の呼び水となる。この真理を認めたも同然なのである。

将来に大いなる禍根を残す安保法制の成立

わ が国の政府は国民の多くの反対を押し切り、国会規則すら満足に守らず、数の暴力によるゴリ押しで、同盟国米豪との共同軍事作戦を可能にする安保法制を成立 させた。満足な歯止めもなく、時の政権の政治的判断により、イラク戦争のように米国の戦争に賛同・支持し、又は参加する蓋然性が高まったのである。

イ ラク戦争時の政府全体、とりわけ首相官邸での意思決定・政策立案・検討・指図内容、責任の所在などの検証は、本来、安保法制を検討する時に、重大課題事項 として国会全体で検証されるべきことだった。また報道も、この必要性を強く主張し、現在に至る疑義のある政治判断として世論喚起を行うべきだった。

こうした総合的な検証と、これに対するメディアの批評による国民全体での検証なしに、私たち日本国民は安保法制という次なる戦争への安易な加担を可能にする法制を成立させてしまった。



イ ラク戦争がIS台頭と多くの難民を生み出す大きな要因となったように、これから日本が加担する将来の戦争も何らかの負の結果を生み、その【直接的責任】を 私たちや次の世代は負うことになる。集団的自衛権の行使容認により「戦争できる国」になるとは、そういうことなのである。


このことが意味する重大さの自覚なしに安保法制を支持し賛同した人間の発想は、安易で、短絡的で、かつ、利己的であると言わざるを得ないだろう。自らの思想信条を優先したがゆえに、将来に渡って、国全体に大きな業を背負わせることになるのだから。

2015/10/11

【和訳】「これがハスミトシコへの私の答だ」と英国人アニメーターがカウンター #そうだ支援しよう


難民危機 - 子ども達を守れ
Refugee crisis – save the children


今日、私の頭は、ある「人種差別的」だと言われる日本の漫画イラスト画像のことで一杯だった。最初は、ジョー・サッコ(Joe Sacco)のような"天才的な"アーティストが描くような差別的な描写なのだろうと思っていたが、その漫画イラスト画像は、明らかに元の写真では笑みを浮かべていない少女がベースになっていた。だがイラストの方では、ニヤつくような描写があった。これは何か独特なスタイルなのかと思っていた。

そのイラスト画像は、この記事の一番最後に載せてある。

後になって、イラストの日本語のテキストを翻訳した記事を読んで、嫌悪感で一杯になった。あまりに一杯で、自分のメッセージとともにイラストを自分で描き直さずにはいられなかった。

その結果がこれである。

ウィルソン氏のオリジナル・コラ画像(英語版)

ちまこ氏による和訳貼り付けコラ画像

このイラストは、6歳の女の子ジュディ(Judi)の写真を元にしている。漫画らしいスタイルを残そうとしたが、元の[写真]により同調的な仕上がりになっていればと思う。

このとても小さな女の子は、テントの街にいる。彼女がそこにいるのは、彼女の家族が、彼女を戦場から離そうとしたから。彼女自身がそう選んだからではない。彼女には、同情や憐れみ、そしてリスペクトが寄せられるべきであって、ハスミ氏が行ったような無粋な嘲笑の的とされるいわれはない。





グラスゴー(スコットランド)では、スコットランド議会のハムザ・ユサフ(Humza Yousaf)議員がよく、難民を歓迎すべきだと主張している。




私には、これは私たちの道義的な責務であり、文明国としての責任だと思える。それ以上に、EUでの国民投票が、前回の選挙の時のように、移民問題に落とし込まれないようにしなければならない。

難民危機は今後、何年ものあいだ続くだろう。これは、私たちが欧州の中にいるか外にいるかの問題ではなく、またブリュッセルで大規模な改革を実施する機会を失うからだとか、EUというプロジェクトを棄てて欧州各国で同盟を作ろう、とかいう話でもない。

私たち [欧州市民]は、(1)差別主義者や偽善者に議論を支配させてはならず、(2)戦争の被害者に対する適切な対応を主導し、(3)救いを求める人びとに対して常にオープンでなければならない、ということなのである。


オリジナルの宣伝(advert)では、こんなことが日本語で書かれていたらしい。




アーティストのハスミトシコは、Change.orgのキャンペーンを受けて、画像を削除した。だが、本当の侮辱は、イラストよりもその文の内容にある。文の内容を把握すると、イラストの存在意義は全く異なるものになる。女の子の表情がはっきりしすぎているし、にやつきすぎている。きわめて失礼な描写なのである。

「それでも私は、何があっても謝りません」
と、ハスミ氏は言う。

「日本とは違って、海外では自分の過ちを認めたら必ず法廷闘争で負けるからです。」
ハスミ氏はさらにこう主張する。

「このイラストは、全ての難民を否定するものではなく、本当に救われるべき難民に紛れてやってくる、より安全でより快適な生活を外国の地に求める偽装難民を揶揄したものです」と。

一方で撮影した写真家は、「シリアの人びとの窮状を貶める恥ずべき誤った表現だ」とし、「無垢な少女の子どもの肖像が、このような邪な偏見を表現するのに用いられたことに衝撃を受け、深い哀しみをおぼえる」と述べている。

日本はシリア難民は受け入れないが、シリアやイランの難民支援のため8.1億ドルを拠出することを約束した。昨年難民申請をした5000名のうち、認定されたのは11名だったという。

これはただの[支援の]始まりであって、私の日本の友人たちの多くは、この危機を打開するためにもっと為されるべきことがある筈だと感じていると思う。勿論、日本がもっとも影響を受けている国々を支援しようと考えることは間違ってはいない。


しかしハスミトシコには、疑問符のつく行動が見られる。とくに二次大戦中、日本に訪れた朝鮮人女性について、相当ネガティブなことを書いてきた。

救いは、日本でこのことに対する怒りが爆発したことだった!




Original post by: Tim Wilson
Translated by: Office BALÉS

2015/09/21

転載:ミドルズ時代『別冊宝島』の緊急出版本『集団的自衛権が発動される時』に掲載された記事

『戦争法案に反対するミドルズ』(MIDDLEs)のスタッフだった頃、立ち上げて1か月ほど経った時に突然、『別冊宝島』のライターから取材の申し込みがあった。ムック本が緊急出版されるという話で、そのためにSEALDsと一緒にMIDDLEsも扱いたいのだという。ところが、書籍の主旨を聞いて驚く。なんと保守・リベラル、賛成派・反対派の論客を集めて「集団的自衛権」について論じる内容だという。それなら私も論客の一人に加えてほしかったが(笑)、残念ながらSEALDsに続いて活動を始めたMIDDLEsとしての取材だというので、快く応じた。1か月後、こんな立派な本↓ができあがっていた。
























しかも目次を見てさらにたまげた。そうそうたる論客(青山繁晴を除いて)で、安保法制の2法案全文も巻末付録として記載されている。資料としても一級の出来。ご覧の通りの重厚な内容だ。↓

そんな内容の中に、SEALDsの運動を扱った全体6ページのセクションがある。ひじょうに読み応えがあるので、SEALDsに関心のある方には是非読んでもらいたい。


以下、上記のハイライト部分を含めた全体の一部を、著者の許可をいただいて全文転記する。私にとっては、MIDDLEsの一員として突っ走った約2か月の一つの痕跡として残った。以下、青文字部分が私の発言と取材部分。それにしても、きれいな言葉にまとめてくれるものである。流石はプロ。

学生たちの生の声が一般の人たちの心を動かした

 SEALDsとはStudents Emergency Action for Liberal Democracy-sの略で、「自由と民主主義のための学生緊急行動」である。彼らのいちばん大きな特徴は、代表者がいないことであろう。SEALDsの顔として明治学院大学の奥田愛基さんが知られるが、彼は代表者ではないのである。
 FacebookTwitterなどのSNSを通して、自らの考え方を発信し、共感する人たちがフォローしたり、DMを送ったりすることで繋がっていった。情報共有はグループLINE。200人前後がいまSEALDsとして活動しているというが、メンバーの名簿などは存在しない。
 そんな彼らのデモでは、「守る」という言葉が多く語られている。冒頭のコールの他にも、“子どもを守れ”“未来を守れ”というのものもあるのだ。
 デモは破壊活動、というのがある種のイメージであった。それが、守るために集まり、声を上げている。15年安保闘争を主導する学生たちは、いまの平和を守りたい、という思いが強いのであろう。

以前の安保闘争では主語は「我々」だったが
現在は「私」となり、個人の意志を主張

 そして彼らの大きな特徴は、名前と所属大学、年齢を明らかにして、一人称で語ることでもある。以前の安保闘争では「我々」だった主語は、「私」となり、個人の意志を表明するのである。そして、スピーチの最後には「私はこの戦争法案に反対します」と、再度個人として語るのだ。

「個人情報を自ら明らかにすることは、現代社会では大きなリスクです。実際に、彼らの情報はネットを探れば驚くほど集められる。中には心ないものも多い」
 と言うのは、SEALDsに触発されることで生まれた、ミドルズの勝見貴弘(42歳)氏である。ミドルズとは、ミドル世代のことで、学生よりも社会経験があり、でも、社会的立場があって表立って行動するのが難しい世代の集まり、である。
「学生はまさに私たちの子どもの世代。彼らが立ち上がらなければならなかったのは、私たちがそんな社会を作ってしてまったからです」
 ミドルズもSNSを使って人を集めている。もちろん、名簿もない。
「子どもにたちに子どもを守れと先に言わせてしまった。未来を守れとも言わせてしまった。安保が必要かどうか、それよりも、まず明らかな憲法違反の法律を通すわけにはいかない。手続き論ですが、憲法を守れ、そこからはじめていきたい」
 一歩先んじてママの会も発足し、SEALDs自体も全国に拡大。高校生の団体も加わった。大きなムーブメントになりはじめているのは事実であろう。その証拠に、8月23日、SEALDsが中心になって呼びかけた、『戦争法案に反対する全国若者一斉行動』は、なんと全国で64か所で行われた。各地で学者や法曹関係者、政治家、そして若者たちがスピーチを行い、街をデモ行進したのである。会場のひとつ表参道では、6500人が集まったのだ。


2015/07/16

BBC特派員、安保法制の衆院可決を「大戦後初めて海外で戦闘に加わる日本」と表現(英日併記動画起こし)




Japanese troops set to fight overseas for first time since World War Two - BBC News
第二次世界大戦後初めて海外で戦闘に加わる日本の自衛隊

ルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ
東京特派員

個人訳・公式訳ツイートまとめ

It looks like its turning into a long, hot, political summer in Tokyo. On the streets, anger against Prime Minister Abe and his government is growing.

東京は長く、暑い、「政治の夏」を迎えようとしています。街は、安倍首相とその政府に対する怒りに満ちています。


These are some of the biggest demonstrations we've seen here in Japan in recent years. You can see on the other side of the street here probably ten, twenty thousand people here this evening. They've been coming out every night. The reason they're coming out here is because inside the parliament, the ruling party has just passed a new bill from a Committee that allow Japanese troops to go and fight overseas for the first time since the Second World War.

日本では近年最大級のデモがいま起きています。今夜、この向こう側には、およそ1万から2万人の人びとが集まっています。彼らは毎晩ここに来ています。なぜここに来るのか。あの国会議事堂の中で、つい先ほど、委員会で新しい法律が可決されたからなんです。この法律により、日本の自衛隊は第二次大戦後初めて、海外で戦闘任務に就くことになります。


Inside the chamber, passions were also running high, as opposition MP's tried to stop the vote from going ahead. This sort of behavior is almost unheard of here.

国会議事堂の中でも、反対派の議員らが採決を阻止しようと、熱い戦いが繰り広げられています。日本ではひじょうに希な光景です。



Outside, the crowd is addressed by one of 9,000 academics who've declared the new security bill to be unconstitutional.

議事堂の外では、この新安保法制を違憲だと宣言した、9000人の学者のうちの一人が演説しています。

"Mr. Abe is trying to change the Constitution by making legislation. This is a denial of Constitutional reasoning. So I must say liberal democracy in Japan is facing the deepest crisis in the postwar history." - Professor Jiro Yamaguchi, Hosei University.
「安倍首相は法律を作ることで憲法を変えようとしています。 これは憲法解釈の否定です。日本の自由民主主義は戦後最も深刻な危機に瀕しているといえるでしょう。」国会で参考人陳述を行った法政大学の山口二郎教授 


Japan's youth, usually written off as apathetic and apolitical appears to have suddenly woke up.

従来は無関心で政治に興味がないとされていた日本の若者たちも、急に目覚めたようです。



Is it the new law that you're most angry about, or is it Prime Minister Abe you're most angry about? 

最も怒りを感じているのは、新法制についてですか?それとも安倍首相に対してですか?


"I'm angry at both; the new security bill and the Prime Minister Abe. The new security bill is against the Japanese Constitution, or Article 9. And Japanese Prime Minister Abe doesn't understand the Japanese Constitution or Constitutional reasoning. So this is a danger of Japanese democracy." - Jinshiro Motoyama, Student
「新安保法制と安倍首相の両方に怒りを感じています。新安保法制は、憲法や憲法九条に違反しています。安倍首相は憲法のことも、憲法解釈も理解していません。だから、日本の民主主義は危険な状態にあります。」元山仁士郎さん(国際基督教大学の学生)


Mr. Abe will not lose Thursday's vote at the parliament, but this could be the beginning of a long fight for the future of Japan.

安倍氏が木曜の本会議採決で敗れることはないでしょう。しかし、これから日本の未来を懸けた長い戦いが始まるのかもしれません。



These protesters aren't just here to try and stop young Japanese men from being sent overseas to fight again. This is really about a battle for what Japan's Constitution means. These people believe the postwar Constitution is a precious gift that was given to Japan by the Americans. Prime Minister Abe and his supporters inside the parliament believe it was a humiliation imposed on Japan by the American conquerors. In the end, they'd like to get rid off it.

デモに参加する人たちは、ただ日本の若者たちが再び海外で戦闘することを止めるために、ここにいるのではありません。 これは日本国憲法とは何か、という戦いなのです。彼らは、日本国憲法はアメリカから与えられた大切な贈り物だと思っていますが、国会の中にいる安倍首相やその周囲の人間は、アメリカの占領軍によって日本に押しつけられた屈辱であり、最終的にはなくしてしまいたいと考えているからです。




Text & Translation by: Office BALÉS News

2015/07/09

和訳:2015.07.05国連ユネスコ世界遺産委員会で日本の佐藤全権大使が読み上げた forced to work に言及する声明の問題箇所(頭出し済み公式動画付き)



The Government of Japan respects the ICOMOS recommendation that was made from technical and expert perspectives. Especially, in developing the “interpretive strategy,” Japan will sincerely respond to the recommendation that the strategy allows “an understanding of the full history of each site.” 


日本政府は、技術的・専門的見地からなされた国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の勧告を尊重します。 とりわけ、「個々の遺産の歴史の全容が理解できるものであるべき」とする『説明戦略』の展開に関する勧告について、我が国は真摯に応えてまいります。

More specifically, Japan is prepared to take measures that allow an understanding that there were a large number of Koreans and others who were brought against their will and forced to work under harsh conditions in the 1940s at some of the sites, and that, during World War II, the Government of Japan also implemented its policy of requisition. 


より具体的には、我が国には、1940年代、遺産の一部において朝鮮人その他の多くの人びとがその意思に反して連れてこられ、過酷な環境下での労働を強いられたこと、並びに、第二次大戦中、日本政府が徴用政策を実施していたことについて、理解できるようにする施策を実施する用意があります。

Japan is prepared to incorporate appropriate measures into the interpretive strategy to remember the victims such as the establishment of information center.


そのため、我が国は、犠牲者を祈念するための情報センターの設立等の適切な施策を説明戦略に盛り込む用意があります。

2015/07/04

【書き起こし】7月1日平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏の意見陳述 Vol.2 by 田中 遊梦さん

【7月1日平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏の意見陳述 Vol.2】


伊勢崎賢治氏の意見陳述本当の書き起こし後半部分、いよいよ核心内容です。
これは戦争法案の根本的な問題点を突いた、すごい発言でした。
この言葉を聴いて戦争法案の強行採決なんか、本来なら(まともな精神なら)できる訳ありません。
映像はこのリンクでご覧ください。(※前半起こしと動画はこちら

(※以下、字を大きめにしてあります)

伊勢崎賢治氏の意見陳述 書き起こしVol.2


じゃあ、この中で日本の自衛隊はどうするのか?
繰り返しますが、昔と違って停戦が破られても撤退はできません。
そんなんだったら「最初から来るな」って事です。
例えば陸上自衛隊の施設部隊が兵站活動の一環として道路建設をしていると考えてください。
そこに、武装グループに追われた住民が助けを求めて駆け込んで来、そしてその時、住民に銃口が向けられていたら、例え銃口が自衛隊に向けられていなくても応戦しなければなりません。
また、保護した住民の中に武装グループが紛れていたらどうするか?住民と戦闘員の区別はつきません。
その結果、住民を誤射してしまう場合があります。これはPKOの現実としてしっかり想定するべきです。
一方、日本ではそう云う武装グループは「国家、もしくは国家に準ずる組織(国準)」ではなく、「そう云う連中への武力の行使は国際法での武力の行使には当たらない」という議論をしている。
この日本独自のロジックは、現代の国際人道法の運用には全くありません。
って云うか…「国家、もしくは国家に準ずる組織」て勝手に想定し、国際人道法に関係なく「殺せる」って事に取れますので、もしこれを英語に訳して発信したら大変なことになるので、絶対しないで欲しい。
自衛隊員が任務遂行の中で誤って住民を傷付けてしまったら、これは過失です。
非戦闘員を多く殺傷すれば、それを国際人道法違反と判断されます。
PKOでは、国連が一括して地位協定を現地と結ぶ事で「現地法からの訴追援助の特権」を国連PKF全体に付託します。
PKF部隊が過失を起こした場合、国連には軍事法廷はありません。各国の軍法に裁く事になります。
なだめるには「ごめんなさい、でもあなた達の法律よりもっと厳しいうちの軍法で裁くから許してね!」って言うしかない。
でも日本は「軍法」がないので、この言い訳ができません。
その結果、国際人道法違反としてこれは非常に重大な外交問題に発展します。
軍法がないなら、海外での自衛隊の過失はどう裁かれるか?
これは日本の刑法しかありませんが、国外犯規定があり、日本人が海外で侵す「過失」は裁きません。
その為、この過失を「犯罪」として裁くしかありません。自衛隊個人が犯罪として責任を負うのです。
これは重大な矛盾です。
自衛隊の皆様は「国防」に命を懸けるのはやぶさかではないと思っているはうです。
しかし、国防以外の事です。
「以外の事に命をかける」のは、それ相応の大義が必要です。
「国際平和に死する」…こう云う大義名分は簡単に言えます。
しかし、何が起こっても最終的に国家が全責任を取るという法整備をしているでしょうか?
僕はしていないと思います。
これ無しに、命を懸けられる大義は生まれません。
これは今回の安保法制の問題ではありません。
1992年のカンボジアPKO派遣以来、現場に送られて来た自衛隊だけが抱え込んで来た矛盾であります。
自衛隊の根本的な法的地位を国民に問う事無しに、自衛隊を海外に送ってはなりません。

【書き起こし】7月1日平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏の意見陳述 Vol.1 by 田中 遊梦さん

【7月1日平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏の意見陳述 Vol.1】


伊勢崎賢治氏の意見陳述本当にすごかったですね!
これは戦争法案の根本的な問題点を突いた、すごい発言でした。
この言葉を聴いて戦争法案の強行採決なんか、本来なら(まともな精神なら)できる訳ありません。
映像はこのリンクでご覧ください。
映像の大まかな書き起こしをしましたが、長いので、2つに分けて投稿します。
前半はPKOの現代までの流れを説明しています。
Vol.2の方が今回の戦争法案への反対意見としての圧倒的な反論になる内容なのですが、このVol.1もその前提説明になっているので、よかったら読んでみてください。

(※以下、字を大きめにしてあります)

伊勢崎賢治氏の意見陳述 書き起こしVol.1


PKOとは国連安全理事会が承認し、国連が総合指揮を執るものです。
そもそもPKOとは、武力介入という強制措置でありながら、紛争当事者全ての合意があると云う、つまり国連憲章において第6章と第7章の中間にある第6章半と言われていました。
多くの場合、ある紛争国の政府と反政府勢力の間に内戦が起こってやがて停戦になると…その双方が中立であるPKOが割って入るという、これを認めている状態です。
ですからその時代のPKOというのは、主要任務は停戦監視が筆頭任務でした。
PKOの軍事部門である国連平和維持軍(PKF)は、自動小銃などの軽武装、そしてできる限り大所帯で行くという、これで現場を確保して停戦が破られないように抑止力として機能するという、こう云う考え方が一般的でした。
我が国のPKO参加五原則と云うのは当時のそういう前提に生まれたものだと理解しています。
PKFを軽武装で大規模にするというのは、国連はあくまでも中立性を保ちたい、もしくは国際人道法、戦争の当事者になりたくないと云う、国連の意思の表れであります。
国際人道法とは人道的な戦争を行うための「流儀」を示したものです。
つまり、攻撃して良いものといけないものを区別する、もちろん、攻撃していけないものは「一般住民」です。
こう云う戦争の人道面に関する立法化を、人類は試行錯誤して来ました。
その大元になるのが、1949年のジュネーブ諸条約です。
でもこの時でも、想定する戦争するのは「国家対国家」でした。
その後、内戦の時代を迎えます。で、国際人道法が想定する戦争の定義が拡大します。
内戦とはある一国の中だけで完結しないのです。
例えば、アフリカのそれのように、植民地時代に引かれた人工的な国境を反政府勢力が跨いで活動すると、こう云う事が一般的です。
つまり周辺国同士の政治が複雑に絡んだ構造、それが内戦です。
ですから、今日では極めて国内化したものになっています。
停戦の監視をを前提としてPKFが派遣され、もしその目の前で停戦が破られ戦争が始まってしまったらどうするか?
この場合、PKFはどうするのか?
この問題は国連の法務局と国際法研究者の中でずっと議論されて来ました。
まず、PKO(PKF含む)の要員はこれを攻撃する事は国際法下では、違法とされています。
これを「PKO要員の保護特権」と云います。
でももし、PKFが武力行使をしたら、その保護特権はどうなるのか?
「国際人道法」はご存知のように、交戦したい同士がお互いを合法的な攻撃目標とし、「人道的な戦争をする流儀」を定めたものです。
ですからその一方だけが、保護特権を持つと云う事は概念上許されません。
よってPKOが自ら武力行使をしたら、その保護特権は失われる、そして交戦相手と同等になるという考え方が定着している。
ですが利害の関係のないもめごとに首を突っ込むことですので、本来ならやる気が起きません。
しかし1994年、後にPKOの行動指針を根底から激変させる事件が起こります。
アフリカのルワンダの多数を占めるフツ族と反政府派のツチ族で内戦が行われ続け、停戦になった時PKOが発動され、PKFが派遣されました。
この時、この殺戮を首謀したのが政府側フツ族です。この時、現場のPKF司令官は住民を保護するための武力行使を進言します。
しかし、安保理はこれを却下します。同時にPKFに兵力を提供していた国々が離れてしまった…
その結果、100日間で100万人の住民が殺されてしまった。これが「ルワンダの大虐殺」です。
これを契機として「保護する責任」が生まれました。
その際には武力の行使も構わない、これは保護する責任って云う考え方で「内政府干渉の原則」とバッティングします。
一方で1999年、国連事務総長官報として全てのPKFは国際人道法の紛争の当事者になる覚悟を持てと云う宣言をします。
そしてPKFは住民の保護が主要任務になります。
今は「停戦の監視より住民の保護が優先される時代」となりました。
つまり「停戦が破れ、戦闘状態になってもPKFは撤退しません」「住民の保護の為に武力行使をします」
って云う事は「停戦が破れたら活動停止、そして撤退」という我が国のPKO五原則はここで、根本的に見直さなければなりません。
PKFの任務激変に伴い、それに兵力を提供する先進国からの派兵は激減しており、それに代わり既得利権感を持つ周辺国が有効と変わってきている。
こういう状況で日本のような先進国に何が期待されているのか?
まず資金、でもただ金を出すばかりではありません。
このようにPKF自身が好戦的になっていますので、PKF自身が国際人道法違反しないように司令部のポストを狙います。
または国連軍事監視団、これは「安保理の目」と言われてまして、PKFでさえ、その監視の対象になります。
このようにPKOの中立性が失われる中で、最後の砦が「国連軍事監視団」であり、非武装の軍人がやることが原則です。
以上、PKOを取り巻く激動する環境を説明しました。

(※後半起こしと動画はこちら

2015/06/17

Translation: A letter from an American 4th grader to PM Abe on peace

Special Translation: A letter from an American 4th grader to Prime Minister Abe about being a leader in the crusade against all wars (draft)


Source: http://in-the-eyes-of-etranger.blogspot.jp/2015/06/blog-post.html?spref=tw

Background: According to various sources in the Japanese news media, in late April through early May (presumably)of this year, on the occasion of the Review Conference on the Nuclear Non-proliferation Treaty (NPT) held at the UN Headquarters in New York, a group of Hibakushas from Japan (those victims who were directly exposed to and suffered the effects of a nuclear bomb blast or radiation; a.k.a. "the A-bomb sufferer") visited the UN both as guests in the Conference and as part of their advocacy campaign to abolish nuclear weapons.

During their stay in New York, one of the participants to the Conference and the sole victims organization in Japan, Hidankyo (Japan Confederation of A-Bomb and H-Bomb Sufferers Organization) organized a lecture program in New York's elementary schools to have actual Hibakushas talk about their actual experience with the A-Bomb. One of them was Sumiteru Taniguchi, a 86-year-old survivor from Nagasaki who visited possibly to make his final statement to the world. (See: http://ajw.asahi.com/article/behind_news/social_affairs/AJ201504260018 )

During his lecture session in the local schools, Mr. Taniguchi reportedly met a local American boy who was deeply affected by his tragic experience, who became so intrigued by the subject that he visited Mr. Taniguchi in his hotel room for a private interview.




After the interview and his experience in reporting the results of that interview to his classmates, the boy reportedly wrote a hand-written letter addressed to Prime Minister Abe, and handed it to the members of Hidankyo praying it will reach Mr. Abe.

The original hand-written letter is yet to be discovered, but an electronic typed-out version of the letter appeared in one of the anti-nuclear advocacy group's website (the Gensuikyo website). The letter, presumably translated from English to Japanese, is only available in Japanese.

So I decided to reverse-translate the (presumably) originally English-written letter into English.

Below is a draft translation of that letter, originally written by Louis Lorenz (spelling could be incorrect), an amazing nine-year-old American-Japanese boy from New York who pleaded to PM. Abe not to end the proud and precious legacy of Japan's unique pacifism.

I do not know the level of vocabulary of an ordinary fourth-grader in today's America, but I will do my best to imagine and depict how a nine-year-old would plead for and preach peace to another nation's leader.


--



Dear Mr. Prime Minister Abe,

My name is Louis Lorenz.

I am nine years old.

I live in Manhattan, New York and I attend a supplementary school during Saturdays to learn Japanese.

When I was seven, I visited the Holocaust Memorial in Washington D.C. and learned about the sad history of the Jewish people during the Second World War.

I wanted to know why such a horrible thing could happen and I began studying about it.

Then I learned about the atom bomb dropped on Hiroshima and Nagasaki. I wanted to learn more about the atom bomb so I asked my mother to buy me a book on the atom bomb. But all it was written in the book was about the kinds of bombs that were dropped on Hiroshima and Nagasaki and how they ended the war.

I wanted to know more.

So I asked my mom to take me to Hiroshima when I was eight years old. And I went to the Hiroshima Peace Memorial Museum. I was so afraid but I wouldn't know the truth if I don't have a good look at it. So I gathered my courage and had a good look.

There were many horrible pictures. I couldn't believe such thing could happen just 69 years ago. And I learned about a nuclear bomb that has 250 times the power of the atom bomb and that there are many of these nuclear bombs all around the world.

When I came home to New York, I asked my classmates if they knew about the horrible things that happened there.

Nobody knew about it.

Half of my classmates are American and half are from Europe. So if they don't know, then may be most of the kids around the world don't know about the nuclear bomb.

That made me really sad.

I am not a very good talker, so I thought about how I can tell about the stories of Hiroshima and Nagasaki.

As a result, I came up with the idea to write a book explaining about the nuclear bomb that is easy for kids to understand; a book that tells the story about a "world without wars" or "world without nuclear weapons" and a" peaceful world where all countries can be friends" that I always dream about.

And with the money I made from selling my books, I thought about buying books on Hiroshima and Nagasaki and donate them to grade schools all around the world.

I met a Hibakusha who was visiting New York and a physician who has been treating the Hibakusha's mental well-being, because I bumped in to things I don't understand when I was studying, and I wanted to find out if these things that I'm studying really happened.

I asked him how hot it was.

He said metals melted in just three seconds.

He said human skin and flesh also melted in just three seconds.

When you broil a fish, it takes about 3 minutes for the fish to turn dark. Three minutes is 180 seconds. So you can see how hot the atom bomb was. And when you broil a fish, the flesh doesn't melt off.

I also asked him how much pain he was in.

He said it was beyond the limit of pain he could stand.

Taniguchi-san, a Hibakusha, hasn't been able to sleep well for seventy years even after his wounds healed.

Taniguchi-san said that he's seen hundreds of flies laying eggs in his wounds and maggots growing out of them immediately and crawling into his own body. He said he felt the pain of his rotten flesh being eaten by them.

I asked him why he didn't move so that flies will fly away.

He answered, " I couldn't move an inch with so much pain and I wasn't in a state to even think about moving."

If a maggot was eating off my body, it would be so disgusting and I would be so afraid. So I couldn't imagine what kind of state he was in when you can't even think about that.

He showed me his back, all bumpy with burns, and his chest, all rotten to his bones and deformed, and his heart, stuck between the rotten bones, but still beating.

When I saw them, I was so frightened that I couldn't come near him for a while.

Why does Taniguchi-san have to go through such a horrible life? He did nothing wrong?

It made me really, really sad.

The physician who has been treating the mental being of Hibakusha patient said, "The Hibakusha can only talk about one-tenths of what actually happened. Their experience was too horrible that they can't tell everything."

It frightened me that this was only one-tenths of the truth and made me think. How horrible would it be if they told hundred percent of their story?

The day after I visited the UN (April 28), I presented in my class about what I learned from my interview with the Hibakusha at the UN.

My first question was,

"How many people know about the atomic bombing of Hiroshima and Nagasaki?"

But there was no one in the class who knew about it.

It made me so sad that I had to hold my tears in my eyes while my voice trembled.

On May 7, I had one another chance to present to the class.

I was going to tell the truth about the atom bomb to everyone. But the Principle stopped me in the middle of my presentation.

But at the end of my presentation, I still managed to tell them that I hoped for peaceful world without wars. I could only talk about like 5 percent of what I really wanted to tell. I really wanted to finish the presentation.

I heard that Mr. Prime Minister Abe is trying to change the laws so that Japan's Self-Defense Force can participate in wars. I said, "That's a lie! It can't be true!" Then my mother showed my one of Japans TV news programs.

It wasn't a lie. I couldn't believe my eyes.

Seventy years ago, the people of Hiroshima and Nagasaki was killed like bugs. I can't even kill a bug. But they died for OUR peaceful of future. They died proving how dreadful a war can be.

If Japan's Self-Defense Forces are to participate in wars, why did so many people die and suffer in that war in the first place? What for? Why are you repeating the same thing?

Japan should be a leader telling the world that, as the only country that has been attacked by a nuclear bomb, say "no to all wars".

If Japan is to participate wars, the whole world will think that they can also participate because Japan is also joining! That's the same as saying, "Going to war is not a bad thing but a good thing. So killing people is a good thing!"

If Japan is to participate in wars, countries all over the world will start going to wars and the Earth will become a planet of wars!

And then, the Earth will perish.

For world peace, Japan should never participate in any wars. Wars kill people. It destroys everything. It doesn't solve anything. Instead it creates bigger problems.

Children around the world don't even know about the horrors of the atomic bomb or wars. The only people who really knows how frightful they are, are the Japanese people.

To make the world a peaceful place, only Japanese people can tell the world how truly terrifying a war is. Japan must always remain a role model to the rest of the world.

Prime Minister Abe, I believe you are the most powerful person who can become a world leader advocating for "a world without wars and a peaceful world where nations can all be friends."

I don't want the deaths of so many innocent civilians and soldiers who died in the war to be wasted, so I want to tell  people in America the horrors of war and tell them that war is absolutely wrong so that such a thing will never happen again.

However, my powers are very small.

Prime Minister Abe, please make my wishes come true.

Louis Lorenz
9 years-old
4th Grade



Translation by: Office BALÉS