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2015/10/26

【コメント】イラク戦争の総括が未だ行えない日本~ブレア英元首相の「謝罪」報道を受けて~ #安保法制



及び腰な国内報道


長年「対イラク武力行使」として議論されてきたイラク戦争の正当な総括が、遂に戦争の最大の当事国の一つである英国の当時の元首相からもたらされた。このこ と自体は感慨深い。しかしその報道のされ方が、戦争に賛同したこの国において、やや”及び腰”であることには不満をおぼえる。

今回ログルでまとめた英紙デイリーミラーのハイライトは、英紙が報じたそのままのものだ。つまり、米英が始めた戦争の最大の当事者の一翼を担った英国のメディアは、あくまでブレアが戦争の過ちを認め謝罪したことに焦点を置いた。戦争当事国としての一大ニュースはその一点にあるのだ。


ところが国内の報道では、ブレアが「サダム失脚については謝罪しない」としたことを、さも両論併記の原則を保っているかのように報じる。CNNの番組につい て初報を打った英紙デイリーミラーでは「謝罪した」ことにフォーカスが置かれ、全世界の報道がそのことでもちきりなのにもかかわらず、だ。

また朝のツイートでも指摘したが、国内で初報を報じたとみられる朝日の記事は、その翻訳の内容からしておかしい。まるで、ブレアの発言の重さを”相殺”するかのような、実に恣意的な訳になっている。これで”両論併記”すれば、総合的には「謝罪しなかった」ことにウェイトがかかる。

なぜ報道価値があるのか


英紙デイリーメールがハイライトした3つのポイントは、ブレアが、①イラク攻撃理由となったインテリジェンス(情報)が誤っていたこと、②IS台頭を招いた (力の空白を生んだ)”第一の要因”であるという指摘に「幾分か事実」(element"s" of truth)があること、③現在のシリアの戦乱に至るまでの状況を生み出した責任があることを、それぞれ大筋で認めたことにある。

たしかにCNNの対談では、ブレアは「サダムを排除したことについては謝罪できかねる」と、結果的にサダムを失脚させたことの功績については頑なに否定しな い。しかし世界の関心事は、「認めなかった」ことよりも、「認めたこと」にある。戦闘終結後長年責任を”一切”認めなかった当事者が戦争の誤りを謝罪した のだから、それこそが伝えるべき価値なのである。

イラク攻撃の支持とイラク自衛隊派遣については、どのような教科書通りの 理屈があるにせよ、当時としては大規模な数万人規模の反対デモが行われたことを記憶している。同時期、お隣の韓国を含めた関係各国では数十万人規模だっ た。そのくらい、「正当性の無い戦争」として世界に見られていた戦争だった。

この”正義なき戦争”を(”正義のある戦争” などもともと存在しないが)、諸手で支持・支援した当時の自公政権、そしてその"後始末"であるイラク復興支援へという名の戦地自衛隊派遣に賛同した人間 は、イラク戦争がもたらした結果を重く受け止め、その道義的責任を負わなければならない。

はからずもこの戦争の最大の当事 者の一翼を担った英国首相は、現在のシリアの混迷した状況を生み出した要因がイラク戦争にあることを大筋で認めた。また単に「一理ある」という月並みな表 現ではなく、「幾分か事実」であることを認めた。つまり幾つかの事実が連なって今の状況を生み出したという認識を示したのである。これは実に重大な発言 だ。

中途半端に行われた政府内検証

では、まず①イラク攻撃を支持し、②その後始末の復興支援のため戦後史上初の戦地派遣というリスクを負ってまで自衛隊派遣を行ったわが国の政府はこのことをどう受け止めているのか。実は2012年12月、安倍政権の発足前、外務省により検証がなされていることは広く知られていない。

ただし、この検証報告には「日本政府が米英等の武力行使を支持したことの是非自体について検証の対象とするものではなく」という但し書きがついている。あく まで「外務省内における検討や意思決定過程」の検証であり、政府全体のものですらない。つまり、安保法制に基づく今後の集団的自衛権の行使に至る判断基準 を検証するものではない。

事実、外務省は「結果的にイラクに大量破壊兵器が発見されなかった現実がある中で,改めてこの期 間の政策決定過程を検証し,もって教訓を学び,今後の政策立案・実施に役立てるとの観点から行ったもの」でしかないことを認めている。もとより検証不足で あることは承知の上での公表なのである。

尚、この政府の検証内容に対し、JVC(日本国際ボランティアセンター)を含む国内の市民社会組織(CSO)6団体は、「検証の内容は不十分」として一蹴し、報告書の全面公開を要求した。だが2015年現在、この要請は受け入れられておらず、また国会内でもこの報告書を検討した事実は確認されていない。

参院での安保法制の審議の渦中、山本太郎議員がイラク戦争の総括を求めた背景には、こうした事実があった。民主党政権下で政治主導の下で行われた「検証」作業は、結局外務省の対応のみを検証するもので、政府全体とくに官邸側の判断を検証するものではなかったからだ。

山本太郎参議の審議で情報提供面で協力したとみられる、フリージャーナリストの志葉玲氏が事務局長を務める「イラク戦争の検証を求めるネットワーク」 がいまも活発に活動している背景には、政府による検証努力が不十分であり、かつ、その中で安保法制により、「次の戦争」に加担する体制が作られようとしていることがある。

先 日10月25日放送の『NHKスペシャル「新・映像の世紀」』の内容は、百年前の1918年に終結した第一次大戦の結果が、いかにして現代まで連綿と続く紛 争の要因となっているかを紐解いた。ではほんの十数年前の戦争は、現代の何の状況に影響しているのか。政府の一部の政策検証等で足りる問題ではない。

英国のブレア元首相は、イラク攻撃が、結果として「サダム失脚」の功績を生んだことを否定しないまでも、現在のIS台頭を招いた要因となったことを認めた。戦争には因果があり、それは次なる戦争の呼び水となる。この真理を認めたも同然なのである。

将来に大いなる禍根を残す安保法制の成立

わ が国の政府は国民の多くの反対を押し切り、国会規則すら満足に守らず、数の暴力によるゴリ押しで、同盟国米豪との共同軍事作戦を可能にする安保法制を成立 させた。満足な歯止めもなく、時の政権の政治的判断により、イラク戦争のように米国の戦争に賛同・支持し、又は参加する蓋然性が高まったのである。

イ ラク戦争時の政府全体、とりわけ首相官邸での意思決定・政策立案・検討・指図内容、責任の所在などの検証は、本来、安保法制を検討する時に、重大課題事項 として国会全体で検証されるべきことだった。また報道も、この必要性を強く主張し、現在に至る疑義のある政治判断として世論喚起を行うべきだった。

こうした総合的な検証と、これに対するメディアの批評による国民全体での検証なしに、私たち日本国民は安保法制という次なる戦争への安易な加担を可能にする法制を成立させてしまった。



イ ラク戦争がIS台頭と多くの難民を生み出す大きな要因となったように、これから日本が加担する将来の戦争も何らかの負の結果を生み、その【直接的責任】を 私たちや次の世代は負うことになる。集団的自衛権の行使容認により「戦争できる国」になるとは、そういうことなのである。


このことが意味する重大さの自覚なしに安保法制を支持し賛同した人間の発想は、安易で、短絡的で、かつ、利己的であると言わざるを得ないだろう。自らの思想信条を優先したがゆえに、将来に渡って、国全体に大きな業を背負わせることになるのだから。

2015/10/03

コラム:「ドイツで10万人近くが核兵器配備に反対署名」と報じるロシア国営通信の狙いから学べること

Nearly 100,000 People Protest Against US Nuclear Weapons in Germany

ドイツ当局に対し更なる核兵器の国内配備中止を求め嘆願

2015.10.01 露スプートニク

ドイツのメルケル首相、ガウク大統領、ドイツ政府に対し、10万人近い人びとが新型核兵器をドイツ国内に配備しないよう求める嘆願書に署名した。嘆願行動は、B61-12新型核爆弾20基をドイツ国内のビューヘル(Büchel)空軍基地に配備する計画が進められている中で行われた。同計画は、NATO北大西洋条約機構のニュークリア・シェアリング計画の一環として実施されており、国内外で懸念の声が発せられている。

同計画に反対する活動家らは、社会的変革を求めるプラットフォームである Change.org, を通じて嘆願行動を起こし、ドイツ連邦政府に対し、NATOによる核兵器配備への協力を停止するよう呼びかけた。嘆願書では、核配備計画を進めることはNPT核不拡散条約の第1条と2条、そして「国家間の友好を阻害する意図を持って行われる行為、とくに侵略戦争の計画は違憲であり処罰に値する」と規定するドイツ憲法の第25条パラ1に違反すると主張している。

2010年3月、ドイツ連邦下院議員の多くは、「同盟国の米国に対し、米国製核兵器をドイツ国内から撤去すること」を連邦政府に求める決議に賛成した。しかし、Focus Onlineによると、核軍縮どころか、米国は更に、広島型原爆の80倍の破壊力を持つ20基の核兵器を追加でドイツ国内に配備しようとしている。

嘆願書にはこう書かれている。

「計画が攻撃兵器の強化を目的とするものである以上、我々は連邦政府、連邦議会、及び首相、連邦大統領に対し、ドイツの国土における核兵器配備の停止を求める」と。

「情報戦」の意図を見極める冷徹な目を持つために

ドイツで広島型原爆の80倍の核兵器(原子爆弾)が配備されようとしている。これに反対する10万人規模の署名が集まった。ここまでは事実だ。だが、このことを積極的に報じているのはロシアのスプートニク(旧国営放送「ロシアの声」)だ。ここは差し引く必要がある。

「ロシアの声」は「ロシア国営ラジオ局で、1929年から海外放送を開始。ロシア政府による予算で運営されており、国際社会に対して、ロシアの生活や世界情勢に対する見方などを紹介する」ために存在する。その国営放送が、「ロシアの声」改め、「スプートニク」へと改名を発表したのは今年3月のこと。リア・ノーヴォスチ通信と合併して、世界の情報通信網を強化して生まれたのが、スプートニクだ。つまり情報戦の一環だ。

だが、ここで平衡感覚を失ってはならない。敵対する国、敵と想定する仮想敵国同士が、このように情報戦を展開することは、国際社会では常識だ。かといって、その表層の事実(敵対関係にあること)で、発信される情報を全て「情報操作」と安易に受け取ってはならない。

ロシア国営通信である『スプートニク』がドイツでの核配備問題を積極的に取り上げ世界に発信するのは、何も「情報戦」の中で比較優位に立つためだけではない。 そこには偶発的核戦争を抑止する意図も含まれている。元よりロシアも、核軍拡競争の拡大を望んではない。

冷戦時代、旧ソ連が米国に敗北した原因は経済だった。産業競争力と工業生産力を併せ持つ超経済大国アメリカは、核軍拡競争を続けてもソ連に勝てるだけの余力を持っていた。ところがソ連側は違った。ソ連経済は膨大な国防費負担で疲弊し、国民の生活は困窮した。

熾烈な核軍拡競争の末、旧ソはアメリカの強大な経済力の前に崩壊した。ロシアはこれを苦い教訓としながら、今度は経済に力を入れ、その結果として今の経済大国ロシアがある。核軍拡競争に敗れたロシアにとって、再びその呼び水となる米国の行動は無用な挑発でしかない。

ただでさえ、今は中国の経済不安の煽りで世界経済が不安定な時。こんな時にアメリカの核軍拡競争への呼び水を受け入れたら、そのままとめどのない競争に引き込まれる。しかしロシアは冷戦で重大な教訓を得た。いかに経済力があっても国防産業のみで国は成り立たないと。

こうした総合的なコンテクストで考えると、国営通信『スプートニク』がアメリカの新型核爆弾のドイツ追加配備を積極的に報じるのは、単にその計画自体を思い留まらせる国際世論を作り出すためではなく、その計画の背後にある思惑をも打ち砕くための先手なのだろう。

この『スプートニク』の記事のように、こうした国家の思惑を反映した「情報戦」というのが国際社会では日常茶飯事ではあるが、それが必ずしも好戦的な目的をもってのみ行われるものではない。平和裏に国民の平和と財産を守るための「情報戦」も存在するのだ。

しかし残念ながら、日本にはこうした高度に平和的な情報戦を展開できる能力はない。それは仮想敵国中国も同じことだ。米ソ冷戦がなぜ冷戦のままで終わることができたか。それは各国が長き冷戦を通じて、よくもわるくも成熟したからだ。が、日中関係は成熟していない。

安倍政権下、保守たる本分を忘れた、国際社会に「極右」と警戒される国粋主義的な自公政権下で、日中が現在の米ロのような情報戦を展開できると考えるのは希望的観測だ。その分、私たち国民は日中間で展開される情報戦を冷静に見極める目を養わなければならない。



Translation: Office BALÉS News

2015/07/04

【書き起こし】7月1日平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏の意見陳述 Vol.2 by 田中 遊梦さん

【7月1日平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏の意見陳述 Vol.2】


伊勢崎賢治氏の意見陳述本当の書き起こし後半部分、いよいよ核心内容です。
これは戦争法案の根本的な問題点を突いた、すごい発言でした。
この言葉を聴いて戦争法案の強行採決なんか、本来なら(まともな精神なら)できる訳ありません。
映像はこのリンクでご覧ください。(※前半起こしと動画はこちら

(※以下、字を大きめにしてあります)

伊勢崎賢治氏の意見陳述 書き起こしVol.2


じゃあ、この中で日本の自衛隊はどうするのか?
繰り返しますが、昔と違って停戦が破られても撤退はできません。
そんなんだったら「最初から来るな」って事です。
例えば陸上自衛隊の施設部隊が兵站活動の一環として道路建設をしていると考えてください。
そこに、武装グループに追われた住民が助けを求めて駆け込んで来、そしてその時、住民に銃口が向けられていたら、例え銃口が自衛隊に向けられていなくても応戦しなければなりません。
また、保護した住民の中に武装グループが紛れていたらどうするか?住民と戦闘員の区別はつきません。
その結果、住民を誤射してしまう場合があります。これはPKOの現実としてしっかり想定するべきです。
一方、日本ではそう云う武装グループは「国家、もしくは国家に準ずる組織(国準)」ではなく、「そう云う連中への武力の行使は国際法での武力の行使には当たらない」という議論をしている。
この日本独自のロジックは、現代の国際人道法の運用には全くありません。
って云うか…「国家、もしくは国家に準ずる組織」て勝手に想定し、国際人道法に関係なく「殺せる」って事に取れますので、もしこれを英語に訳して発信したら大変なことになるので、絶対しないで欲しい。
自衛隊員が任務遂行の中で誤って住民を傷付けてしまったら、これは過失です。
非戦闘員を多く殺傷すれば、それを国際人道法違反と判断されます。
PKOでは、国連が一括して地位協定を現地と結ぶ事で「現地法からの訴追援助の特権」を国連PKF全体に付託します。
PKF部隊が過失を起こした場合、国連には軍事法廷はありません。各国の軍法に裁く事になります。
なだめるには「ごめんなさい、でもあなた達の法律よりもっと厳しいうちの軍法で裁くから許してね!」って言うしかない。
でも日本は「軍法」がないので、この言い訳ができません。
その結果、国際人道法違反としてこれは非常に重大な外交問題に発展します。
軍法がないなら、海外での自衛隊の過失はどう裁かれるか?
これは日本の刑法しかありませんが、国外犯規定があり、日本人が海外で侵す「過失」は裁きません。
その為、この過失を「犯罪」として裁くしかありません。自衛隊個人が犯罪として責任を負うのです。
これは重大な矛盾です。
自衛隊の皆様は「国防」に命を懸けるのはやぶさかではないと思っているはうです。
しかし、国防以外の事です。
「以外の事に命をかける」のは、それ相応の大義が必要です。
「国際平和に死する」…こう云う大義名分は簡単に言えます。
しかし、何が起こっても最終的に国家が全責任を取るという法整備をしているでしょうか?
僕はしていないと思います。
これ無しに、命を懸けられる大義は生まれません。
これは今回の安保法制の問題ではありません。
1992年のカンボジアPKO派遣以来、現場に送られて来た自衛隊だけが抱え込んで来た矛盾であります。
自衛隊の根本的な法的地位を国民に問う事無しに、自衛隊を海外に送ってはなりません。

【書き起こし】7月1日平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏の意見陳述 Vol.1 by 田中 遊梦さん

【7月1日平和安全特別委員会での伊勢崎賢治氏の意見陳述 Vol.1】


伊勢崎賢治氏の意見陳述本当にすごかったですね!
これは戦争法案の根本的な問題点を突いた、すごい発言でした。
この言葉を聴いて戦争法案の強行採決なんか、本来なら(まともな精神なら)できる訳ありません。
映像はこのリンクでご覧ください。
映像の大まかな書き起こしをしましたが、長いので、2つに分けて投稿します。
前半はPKOの現代までの流れを説明しています。
Vol.2の方が今回の戦争法案への反対意見としての圧倒的な反論になる内容なのですが、このVol.1もその前提説明になっているので、よかったら読んでみてください。

(※以下、字を大きめにしてあります)

伊勢崎賢治氏の意見陳述 書き起こしVol.1


PKOとは国連安全理事会が承認し、国連が総合指揮を執るものです。
そもそもPKOとは、武力介入という強制措置でありながら、紛争当事者全ての合意があると云う、つまり国連憲章において第6章と第7章の中間にある第6章半と言われていました。
多くの場合、ある紛争国の政府と反政府勢力の間に内戦が起こってやがて停戦になると…その双方が中立であるPKOが割って入るという、これを認めている状態です。
ですからその時代のPKOというのは、主要任務は停戦監視が筆頭任務でした。
PKOの軍事部門である国連平和維持軍(PKF)は、自動小銃などの軽武装、そしてできる限り大所帯で行くという、これで現場を確保して停戦が破られないように抑止力として機能するという、こう云う考え方が一般的でした。
我が国のPKO参加五原則と云うのは当時のそういう前提に生まれたものだと理解しています。
PKFを軽武装で大規模にするというのは、国連はあくまでも中立性を保ちたい、もしくは国際人道法、戦争の当事者になりたくないと云う、国連の意思の表れであります。
国際人道法とは人道的な戦争を行うための「流儀」を示したものです。
つまり、攻撃して良いものといけないものを区別する、もちろん、攻撃していけないものは「一般住民」です。
こう云う戦争の人道面に関する立法化を、人類は試行錯誤して来ました。
その大元になるのが、1949年のジュネーブ諸条約です。
でもこの時でも、想定する戦争するのは「国家対国家」でした。
その後、内戦の時代を迎えます。で、国際人道法が想定する戦争の定義が拡大します。
内戦とはある一国の中だけで完結しないのです。
例えば、アフリカのそれのように、植民地時代に引かれた人工的な国境を反政府勢力が跨いで活動すると、こう云う事が一般的です。
つまり周辺国同士の政治が複雑に絡んだ構造、それが内戦です。
ですから、今日では極めて国内化したものになっています。
停戦の監視をを前提としてPKFが派遣され、もしその目の前で停戦が破られ戦争が始まってしまったらどうするか?
この場合、PKFはどうするのか?
この問題は国連の法務局と国際法研究者の中でずっと議論されて来ました。
まず、PKO(PKF含む)の要員はこれを攻撃する事は国際法下では、違法とされています。
これを「PKO要員の保護特権」と云います。
でももし、PKFが武力行使をしたら、その保護特権はどうなるのか?
「国際人道法」はご存知のように、交戦したい同士がお互いを合法的な攻撃目標とし、「人道的な戦争をする流儀」を定めたものです。
ですからその一方だけが、保護特権を持つと云う事は概念上許されません。
よってPKOが自ら武力行使をしたら、その保護特権は失われる、そして交戦相手と同等になるという考え方が定着している。
ですが利害の関係のないもめごとに首を突っ込むことですので、本来ならやる気が起きません。
しかし1994年、後にPKOの行動指針を根底から激変させる事件が起こります。
アフリカのルワンダの多数を占めるフツ族と反政府派のツチ族で内戦が行われ続け、停戦になった時PKOが発動され、PKFが派遣されました。
この時、この殺戮を首謀したのが政府側フツ族です。この時、現場のPKF司令官は住民を保護するための武力行使を進言します。
しかし、安保理はこれを却下します。同時にPKFに兵力を提供していた国々が離れてしまった…
その結果、100日間で100万人の住民が殺されてしまった。これが「ルワンダの大虐殺」です。
これを契機として「保護する責任」が生まれました。
その際には武力の行使も構わない、これは保護する責任って云う考え方で「内政府干渉の原則」とバッティングします。
一方で1999年、国連事務総長官報として全てのPKFは国際人道法の紛争の当事者になる覚悟を持てと云う宣言をします。
そしてPKFは住民の保護が主要任務になります。
今は「停戦の監視より住民の保護が優先される時代」となりました。
つまり「停戦が破れ、戦闘状態になってもPKFは撤退しません」「住民の保護の為に武力行使をします」
って云う事は「停戦が破れたら活動停止、そして撤退」という我が国のPKO五原則はここで、根本的に見直さなければなりません。
PKFの任務激変に伴い、それに兵力を提供する先進国からの派兵は激減しており、それに代わり既得利権感を持つ周辺国が有効と変わってきている。
こういう状況で日本のような先進国に何が期待されているのか?
まず資金、でもただ金を出すばかりではありません。
このようにPKF自身が好戦的になっていますので、PKF自身が国際人道法違反しないように司令部のポストを狙います。
または国連軍事監視団、これは「安保理の目」と言われてまして、PKFでさえ、その監視の対象になります。
このようにPKOの中立性が失われる中で、最後の砦が「国連軍事監視団」であり、非武装の軍人がやることが原則です。
以上、PKOを取り巻く激動する環境を説明しました。

(※後半起こしと動画はこちら

2015/06/17

Translation: A letter from an American 4th grader to PM Abe on peace

Special Translation: A letter from an American 4th grader to Prime Minister Abe about being a leader in the crusade against all wars (draft)


Source: http://in-the-eyes-of-etranger.blogspot.jp/2015/06/blog-post.html?spref=tw

Background: According to various sources in the Japanese news media, in late April through early May (presumably)of this year, on the occasion of the Review Conference on the Nuclear Non-proliferation Treaty (NPT) held at the UN Headquarters in New York, a group of Hibakushas from Japan (those victims who were directly exposed to and suffered the effects of a nuclear bomb blast or radiation; a.k.a. "the A-bomb sufferer") visited the UN both as guests in the Conference and as part of their advocacy campaign to abolish nuclear weapons.

During their stay in New York, one of the participants to the Conference and the sole victims organization in Japan, Hidankyo (Japan Confederation of A-Bomb and H-Bomb Sufferers Organization) organized a lecture program in New York's elementary schools to have actual Hibakushas talk about their actual experience with the A-Bomb. One of them was Sumiteru Taniguchi, a 86-year-old survivor from Nagasaki who visited possibly to make his final statement to the world. (See: http://ajw.asahi.com/article/behind_news/social_affairs/AJ201504260018 )

During his lecture session in the local schools, Mr. Taniguchi reportedly met a local American boy who was deeply affected by his tragic experience, who became so intrigued by the subject that he visited Mr. Taniguchi in his hotel room for a private interview.




After the interview and his experience in reporting the results of that interview to his classmates, the boy reportedly wrote a hand-written letter addressed to Prime Minister Abe, and handed it to the members of Hidankyo praying it will reach Mr. Abe.

The original hand-written letter is yet to be discovered, but an electronic typed-out version of the letter appeared in one of the anti-nuclear advocacy group's website (the Gensuikyo website). The letter, presumably translated from English to Japanese, is only available in Japanese.

So I decided to reverse-translate the (presumably) originally English-written letter into English.

Below is a draft translation of that letter, originally written by Louis Lorenz (spelling could be incorrect), an amazing nine-year-old American-Japanese boy from New York who pleaded to PM. Abe not to end the proud and precious legacy of Japan's unique pacifism.

I do not know the level of vocabulary of an ordinary fourth-grader in today's America, but I will do my best to imagine and depict how a nine-year-old would plead for and preach peace to another nation's leader.


--



Dear Mr. Prime Minister Abe,

My name is Louis Lorenz.

I am nine years old.

I live in Manhattan, New York and I attend a supplementary school during Saturdays to learn Japanese.

When I was seven, I visited the Holocaust Memorial in Washington D.C. and learned about the sad history of the Jewish people during the Second World War.

I wanted to know why such a horrible thing could happen and I began studying about it.

Then I learned about the atom bomb dropped on Hiroshima and Nagasaki. I wanted to learn more about the atom bomb so I asked my mother to buy me a book on the atom bomb. But all it was written in the book was about the kinds of bombs that were dropped on Hiroshima and Nagasaki and how they ended the war.

I wanted to know more.

So I asked my mom to take me to Hiroshima when I was eight years old. And I went to the Hiroshima Peace Memorial Museum. I was so afraid but I wouldn't know the truth if I don't have a good look at it. So I gathered my courage and had a good look.

There were many horrible pictures. I couldn't believe such thing could happen just 69 years ago. And I learned about a nuclear bomb that has 250 times the power of the atom bomb and that there are many of these nuclear bombs all around the world.

When I came home to New York, I asked my classmates if they knew about the horrible things that happened there.

Nobody knew about it.

Half of my classmates are American and half are from Europe. So if they don't know, then may be most of the kids around the world don't know about the nuclear bomb.

That made me really sad.

I am not a very good talker, so I thought about how I can tell about the stories of Hiroshima and Nagasaki.

As a result, I came up with the idea to write a book explaining about the nuclear bomb that is easy for kids to understand; a book that tells the story about a "world without wars" or "world without nuclear weapons" and a" peaceful world where all countries can be friends" that I always dream about.

And with the money I made from selling my books, I thought about buying books on Hiroshima and Nagasaki and donate them to grade schools all around the world.

I met a Hibakusha who was visiting New York and a physician who has been treating the Hibakusha's mental well-being, because I bumped in to things I don't understand when I was studying, and I wanted to find out if these things that I'm studying really happened.

I asked him how hot it was.

He said metals melted in just three seconds.

He said human skin and flesh also melted in just three seconds.

When you broil a fish, it takes about 3 minutes for the fish to turn dark. Three minutes is 180 seconds. So you can see how hot the atom bomb was. And when you broil a fish, the flesh doesn't melt off.

I also asked him how much pain he was in.

He said it was beyond the limit of pain he could stand.

Taniguchi-san, a Hibakusha, hasn't been able to sleep well for seventy years even after his wounds healed.

Taniguchi-san said that he's seen hundreds of flies laying eggs in his wounds and maggots growing out of them immediately and crawling into his own body. He said he felt the pain of his rotten flesh being eaten by them.

I asked him why he didn't move so that flies will fly away.

He answered, " I couldn't move an inch with so much pain and I wasn't in a state to even think about moving."

If a maggot was eating off my body, it would be so disgusting and I would be so afraid. So I couldn't imagine what kind of state he was in when you can't even think about that.

He showed me his back, all bumpy with burns, and his chest, all rotten to his bones and deformed, and his heart, stuck between the rotten bones, but still beating.

When I saw them, I was so frightened that I couldn't come near him for a while.

Why does Taniguchi-san have to go through such a horrible life? He did nothing wrong?

It made me really, really sad.

The physician who has been treating the mental being of Hibakusha patient said, "The Hibakusha can only talk about one-tenths of what actually happened. Their experience was too horrible that they can't tell everything."

It frightened me that this was only one-tenths of the truth and made me think. How horrible would it be if they told hundred percent of their story?

The day after I visited the UN (April 28), I presented in my class about what I learned from my interview with the Hibakusha at the UN.

My first question was,

"How many people know about the atomic bombing of Hiroshima and Nagasaki?"

But there was no one in the class who knew about it.

It made me so sad that I had to hold my tears in my eyes while my voice trembled.

On May 7, I had one another chance to present to the class.

I was going to tell the truth about the atom bomb to everyone. But the Principle stopped me in the middle of my presentation.

But at the end of my presentation, I still managed to tell them that I hoped for peaceful world without wars. I could only talk about like 5 percent of what I really wanted to tell. I really wanted to finish the presentation.

I heard that Mr. Prime Minister Abe is trying to change the laws so that Japan's Self-Defense Force can participate in wars. I said, "That's a lie! It can't be true!" Then my mother showed my one of Japans TV news programs.

It wasn't a lie. I couldn't believe my eyes.

Seventy years ago, the people of Hiroshima and Nagasaki was killed like bugs. I can't even kill a bug. But they died for OUR peaceful of future. They died proving how dreadful a war can be.

If Japan's Self-Defense Forces are to participate in wars, why did so many people die and suffer in that war in the first place? What for? Why are you repeating the same thing?

Japan should be a leader telling the world that, as the only country that has been attacked by a nuclear bomb, say "no to all wars".

If Japan is to participate wars, the whole world will think that they can also participate because Japan is also joining! That's the same as saying, "Going to war is not a bad thing but a good thing. So killing people is a good thing!"

If Japan is to participate in wars, countries all over the world will start going to wars and the Earth will become a planet of wars!

And then, the Earth will perish.

For world peace, Japan should never participate in any wars. Wars kill people. It destroys everything. It doesn't solve anything. Instead it creates bigger problems.

Children around the world don't even know about the horrors of the atomic bomb or wars. The only people who really knows how frightful they are, are the Japanese people.

To make the world a peaceful place, only Japanese people can tell the world how truly terrifying a war is. Japan must always remain a role model to the rest of the world.

Prime Minister Abe, I believe you are the most powerful person who can become a world leader advocating for "a world without wars and a peaceful world where nations can all be friends."

I don't want the deaths of so many innocent civilians and soldiers who died in the war to be wasted, so I want to tell  people in America the horrors of war and tell them that war is absolutely wrong so that such a thing will never happen again.

However, my powers are very small.

Prime Minister Abe, please make my wishes come true.

Louis Lorenz
9 years-old
4th Grade



Translation by: Office BALÉS

2015/06/09

緊急転載: 被爆者の証言を取材したアメリカの9歳の少年が安倍首相に宛てた手紙(2015/6/14更新)

ある被爆者の証言から広島・長崎原爆投下の現実を知ったアメリカの9歳の少年が、安保法制の制定にひた走る安倍総理に最近宛てた、切実なるお願いの手紙。毎日新聞も取り上げたその手紙の全文転記です。是非読んでみて下さい。(※誰でも読みやすいよう文字を大きめにしてあります。)

原水協サイトより)※非公開前のキャッシュの記録はコチラ (6/14追加)


安倍総理へ

僕の名前はローレンツ ルイスです。

9歳です。

ニューヨークのマンハッタンに住んでいます。

土曜日は日本語の補習校に通っています。

僕は7歳のとき、ワシントンDCにあるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)記念博物館に行きました。そこで第二次世界大戦中のユダヤ人の悲しい歴史を知りました。僕はどうしてこんなひどい事が起きたのか知りたくて 勉強していくうちに、広島と長崎に原爆が落ちたことを知りました。僕は原爆の事を知りたくて、お母さんに原爆の本を買ってもらいました。

その本には原爆の種類と広島と長崎に原爆を落として戦争が終わったとしか書いてありませんでした。

もっと知りたかったので、僕が8歳の時に広島に連れて行ってもらいました。

そして広島平和記念資料館に行きました。僕は怖かったけどしっかり見ないと本当のことがわからないので勇気を出して見ました。

とても恐ろしい写真がたくさんありました。こんな事が本当に69年前にあったのか信じられませんでした。
そして原爆よりも 250倍も大きな力がある核のことも知り、その核爆弾は世界にたくさんある事も知りました。

ニューヨークに帰って来て、こんなにひどいことがあった事を知っているかクラスのみんなに聞きました。
でも誰も知りませんでした。

僕のクラスメートの半分はアメリカ人で半分はヨーロッパから来ています。

みんなが知らないという事は、世界中の子供達は原爆の事を知らないかもしれないと思ったら、とても悲しくなりました。

僕はあまり話すのが上手ではないので、どうやったらみんなに広島や長崎のことを知ってもらえるか考えました。

考えた結果、子供にも分かりやすいように原爆を説明して、僕の願っている『戦争のない世界、核のない世界、国と国とがお友達になる平和な世界』を伝える本を書きたいと思いました。

そしてその本を買ってくれたお金で、広島と長崎の本を買って世界中の小学校に寄付しようと思いました。

勉強していくうちに分からない事がでてきたことと、本当にこんな事があったのか確認するために、ニューヨークの国連に来ている被爆者と、被爆者の心の治療をしてきたお医者さんに会いました。

どのくらい熱かったのか聞きました。

鉄は3秒で溶けました。

人の皮膚や肉も3秒で溶けました。

魚を焼いて魚の皮が黒くなるまでに3分はかかります。3分は180秒なのでどのくらい原爆が熱いのか分かります。しかもいくら魚を焼いても肉は溶けません。

どんなに痛かったのかも聞きました。

痛みと感じる限界を超えていたそうです。

被爆者の谷口さんは、傷が治っても痛みで70年間1日もきちんと眠れた事がありません。

谷口さんは、傷口にハエが何百も卵を産んで、あっという間に卵からウジ虫が出て来て、そのウジ虫が自分の体の中に入っていくのも見えたし、 腐った肉を食べられている痛みも感じました。

僕は、動けばハエも逃げるのにどうして動かなかったのか聞きました。

「痛すぎて1ミリも動けなかったし、そんなことを考えられる気持ちもなかった」と答えてくれました。

もし僕の体を虫が食べていたら、気持ち悪いしとてもこわいです 。そんなことも考えられないというのはどんな状態なのか僕には想像が出来ません。

やけどでボコボコになっている背中や、骨が腐って変形している胸や、 腐った骨と骨との間に食い込んで動いている心臓を見せてもらいました。

僕はそれを見て怖くて近づけませんでした。

谷口さんは何も悪い事をしてないのに、どうしてこんなにつらい人生を送らなければいけなかったのかとても悲しくなりました。

被爆者の心の治療をしているお医者さんは、 「被爆者達が今話している事は本当にあった事の10%しか話していないんだよ 。あまりにもひどすぎる経験をしているから全部は話せないんだよ」と教えてくれました。僕はこれが10%なら、もし100%の話を聞いたらどんなに恐ろしい話になるのか怖くなりました。

国連に行った次の日(4月28日)、クラスのみんなに国連で被爆者に会ったことを発表しました。

はじめに「広島と長崎の原爆を知っている人はいますか?」とクラスのみんなに聞いたとき、誰も知っている人がいなくて、悲しくなってきて目に涙がたまってきて声がふるえてしまいました 。

5月7日にもう1回クラスのみんなに発表する時間を作ってもらいました。

僕は、今度は原爆の本当のことを伝えるつもりでした。

でも途中で校長先生に止められてしまいました。

それでも最後に「僕は戦争のない平和な世界にしたいです」とみんなに伝えました。まだ話したかった事の5%しか話していなかったので、最後まで発表したかったです。

安倍総理が、日本の自衛隊を戦争に参加出来るように法律を変えようとしていると聞きました。僕は「そんなの絶対にウソだ!」と言ったら、お母さんは日本のニュースを見せてくれました。ウソではありませんでした。僕は本当に信じられませんでした。

70年前、広島や長崎の人たちは虫を殺すように殺されました。僕は虫も殺せないのに。僕たちの平和な未来のために死にました。戦争がどんなに恐ろしいのかを証明して死にました。

日本の自衛隊が戦争に参加する事になったら、何のために戦争でたくさんの人が苦しんで死んだの?何で同じことを繰り返すの?

日本は原爆を落とされた唯一の国だから、「戦争は絶対にいけない!」と世界のみんなに言い続けていくリーダーの国です。もし日本が戦争に参加したら世界のみんなは「日本も戦争に参加しているし、僕たちの国も戦争をしてもいい」と思ってしまいます。

それは世界に「戦争をする事は悪い事ではなくて良い事です。人を殺すのは良い事です」と言っているのと同じです。そして日本が戦争に参加することになったら、世界中の国がどんどん戦争をはじめて、地球は戦争の世界になってしまう。

そして地球はなくなります。

世界平和のために、日本は絶対に戦争に参加してはいけない国なのです。

戦争は人を殺す事です。全てのものをこわします。戦争は何の問題も解決しません。それどころか戦争はとても大きな問題を作るだけです。

世界中の子供達は 原爆や戦争の怖さを知りません。でも本当の怖さを知っているのは日本人だけです。そして世界が平和になるために、戦争の本当の怖さを伝えるのも日本人しかできません。日本はいつまでも世界のお手本でいなくてはいけません。

日本人が平和の大切さを訴えることは世界で一番影響力があります。

安部総理が世界のリーダーになって『戦争のない世界、国と国がお友達になる平和な世界』を訴えてくれる一番力のある人だと思います。

戦争で死んだ罪のないたくさんの民間人や兵士の死を無駄にしたくないから僕は戦争の怖さをにんなに伝えたいし、もう二度とこんなことが起きないように戦争は絶対にいけないことをアメリカで伝えます。

でも、僕の力はとても小さいです。

安倍総理、どうか僕の願いをかなえてください。お願いします。

ローレンツ ルイス  9歳 小学4年生




■2015.06.12追記 要約文の存在を確認


11日付けの『岩田行雄の憲法便り・日刊憲法新聞』によると、この手紙の要約版が、6.11の国会前集会で読み上げられたそうです。政党代表の挨拶で、日本共産党の藤野保史(ふじの やすふみ)衆議院議員が読み上げたのだとか。

『憲法便り』によれば、藤野議員は、ルイス少年が手紙を託した日本被団協の方から、演説の当日にこの要約版を受けとったのだそう。上記のように全体は13頁もあるところを、被団協が演説用に要約したみたいです。直筆のメモもありますね。最後の、「これが世界の声じゃないでしょうか」という走り書きは、演説の締めの文として議員が自ら足されたのでしょう。

■2015.06.13追記 原文の存在の調査

当ブログでは、原文(英語の想定)の存在を確かめるべく、ブログ転載当初から、ローレンツ親子のあらゆる綴りを想定してネット調査を行ってきました。しかし、ローレンツ親子が全くの一般人のせいか、サーチにはまったく引っかかりませんでした。したがって、13日現在、(英語)原文の存在は確認できていません。

当初、”原文”と思われる文書は原水協のページにPDFとして掲載されていましたが、現在は掲載されていません。その後、こちら①と、こちら②の個人ブログに転載されていたのですが、ブログのオーナーに確認したところ、①の方は、”転載元”から「非公開で」とコメントがあり、非公開にしたそうです。この”転載元”が、②の個人ブログなのか、それとも原水協なのか、或いは被団協なのかは、憶測の域を出ません。②の方には、現在のところ確認がとれていません。

06.14追記)①の方が当ブログをご覧になり、以下コメントを下さいました。

「①の私の所に来たコメントは原水協の個人名の方です。非公開にしたので同じく非公開でという内容です。私のブログだけでも2〜3000の訪問者だったのでルイス少年を思い遣っての処置だと私個人としては思っています。」

ただ、ルイス少年に関する過去の報道記事を遡ったかぎりでは、ルイス少年は母親のケイさんの力を借りて、なんとか本を出版してみたいと考えていることがうかがえます。



これは憶測の域を出ませんが、もしかしたら、被団協や原水協は、ローレンツ親子の出版の意思を尊重して、出版前の「手紙」の全文は一般公開しないことにしたのかもしれません。だから、国会前の演説でも、要約版のみが共産党の議員に示されたのではないかと考えることもできます。


■当ブログの方針



本日(2015.06.13)に至るまで、『ルイス』少年の『手紙』をこのブログ及び他の媒体に転載し、このブログに至っては17,000件以上のアクセスを頂いていますが、”転載元”より「非公開に」というコメントはいただいていません。もしかしたら、自主的に非公開にすべき、という選択肢があるかもしれません。しかし、当ブログは、できうる事実確認の作業は行っているという前提で、ルイス少年の書いた『手紙』は実在し、そこにはルイス少年或いはローレンツ親子の並ならぬ思いが込められている、いう認識のもとで、この記事の公開を継続してゆくことを選択し続ける所存です。

2015/04/21

緊急和訳:2015.04.20付け米紙ニューヨークタイムズ社説『安倍氏と日本の歴史』(全訳) #主戦場

安倍氏と日本の歴史

2015年4月20日 社説
ニューヨークタイムズ論説委員会(原文

2014年8月の終戦記念日行事にて。手前が安倍総理。(ロイター)


来週に控えた日本の安倍晋三首相の米国訪問は、幾つかのレベルで重要な意味を持つ。日本の指導者として初めて連邦議会両院合同議会で演説を行い、オバマ大統領とともに、防衛協力の強化や、あるいは貿易面等の重要課題についてもその進展を発表する場となり、三つ目の課題としてアジアにおいて拡大する中国の影響力の問題についても協議が行われる予定である。

訪問が行われる背景も重要である。今年は第二次大戦における日本の敗戦から70周年目を示す年でもある。見方によっては、今回の訪問は、日本の驚異的な戦後復興と、いまや地域安定の礎となった旧敵国との堅固な同盟関係を祝福する機会だともいえる。

しかし、今回の訪問の成功は、安倍氏がいかにして日本の戦時中の歴史と誠実に向き合うかに懸っている。これには、開戦を決定した経緯や、戦時中の中国と韓国(朝鮮半島)に対する過酷な占領、残虐行為や、戦時中の慰安所で性奴隷或いは”慰安婦”として幾人もの女性たちを奴隷化したことも含まれる。

現代において、これらの問題は解決済みである筈である。解決されていないとすれば、それは主に、安倍氏や彼と共闘する右翼勢力が歴史を疑問視するばかりか、書き換えようとすらしてきたことにより、地域の緊張を煽ってきたことに起因する。 

今年の8月15日、日本が降伏したその日に、安倍氏は軌道修正を図るかもしれないが、米連邦議会での演説内容も、重要なシグナルとして受け止められる。

安倍氏の愛国主義的な見解や、抵抗勢力からの圧力は、これらのデリケートな問題に対する安倍氏の判断に影響を及ぼしている。

安倍氏は公然と、戦争に対する後悔の念を表明しており、性奴隷化を含む侵略行為に関する過去の日本の謝罪を尊重するとしている。しかし、実は謝罪に対する真摯な姿勢などなく、最終的にはその意味を薄めるつもりなのではないかとの疑念を抱かせるような修飾子を自らのコメントに添える。

また、政府としてこうした歴史を綺麗ごとで誤魔化そうとする動きがあり、この問題を更に複雑にしている。

今月、文部科学省は、中学校の教科書の歴史上の出来事に関する記述を書き換えるよう出版社に求めたことについて、韓国及び中国政府から非難を浴びた。これらの出来事には、領土所有権問題や戦争犯罪にかかわる記述が含まれていた。日本政府の公式な、だが率直ではない見解に沿ったものだ。

さらに安倍政権は昨年、日本が性奴隷としての労働を強制したことに関する1996年の人権報告書の修正を国連に迫り、これに失敗している。(関連

日本の右翼の多くは、戦後、アメリカやその同盟国により日本が不当に中傷されきてたと信じ込んでいる。安倍氏は、日本がこれまで、かつての軍国主義や残虐行為についてこれを是正する努力を十分に行ってきたと思わせようとしているふしがある。

21世紀のリーダーとして、アメリカとともにアジアにおいて中国をけん制し、グローバルな責任を果たすことのできる国家としての地位を確立することが大切であると、安倍氏は語る。しかし過去の批判を退けているようでは、日本にそのような信頼のおける広範な役割を担うことはできない。

明仁天皇陛下とそのご親族は、より模範的な姿勢を示されている。安倍氏に対する譴責(けんせき)と思われる行動で、徳仁皇太子殿下は後世に「歴史を正しく伝えること」の必要性を説かれた。




安倍氏とオバマ氏がワシントンの首脳会談で日米防衛協力の拡大に関する17年間で初めてとなる新たな指針に合意し、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について本質的な進展が見られれば、両国にとって大変良いことである。だが、その多くは、安倍氏がいかにして右翼層の圧力をはねのけ、日本がアジアの安定を弱めるのではなく、強めることができることを示せるか否かに懸っている。

Translation by: Office BALÉS

2014/01/11

Translation: "Politics that defy democracy" by a high schooler in Japan (民主主義に反する政治とは) とある高校生の投書

現役高校生が考える「反民主的な政治」の姿。
昨年大晦日に新聞投書欄に投稿された以下の秀逸な記事を英訳した。

What a high school student will consider as acts that defy democracy.
A shrewd newspaper comment posted on a national newspaper on New Year's Eve 2013.



"Politics that defy democracy"


by Kota Hara (18), a High school student

from Kanagawa Prefecture, Japan

December 31, 2013


The ways politicians today speak and behave often defy democracy. First and foremost, they never follow through with their campaign promises. Elections are one of the very few moments when politicians actually listen in person to what the people has to say. Still, they do not uphold their promises. In fact, they sometimes enact policies that they never promised but nevertheless have a great impact on people's daily lives. Can policies like the State Secrecy Act, which they never bothered to gather public consensus through elections, be considered an act of democracy?


The State Secrecy Act infringes upon the people's right to know, so politicians and bureaucrats can hide whatever information they deem are inconvenient to the public's eyes. If they hide this important information, on what basis can the people make their decision?


I also question the mindset of those in power who claim that protesters are "terrorists." These politicians believe that they're being righteous. And they call names on people who demonstrate as a means to express their opinion, labeling them as "terrorists." But demonstrators aren't terrorists. These types of remarks should not be tolerated even if they are withdrawn.


A nation belongs to all people who pay their taxes to maintain it. I believe that you can only say that we live in a democracy when politicians explain everything and seriously consider the will of the people before enacting any of their policies.



--

民主主義に反する政治とは

高校生 原洪太(神奈川県 18)

 今の政治家の言動は民主主義に反することが多いと思う。第一に公約通りに政治を行わない。政治家が国民の意向を直接聞く場は選挙などに限られているが、公約は守られないことが多い。公約にないのに国民生活に大きく関わる政策を実施する場合もある。特定秘密保護法のように、選挙で民意を問うていない場合も民主主義と言えるのか。 
 特定秘密法で国民の知る権利は阻害され、政治家や役人は都合のいいように国民に情報を隠すだろう。重要な問題を隠されたら、国民は選挙で何を根拠に判断したらよいのだろうか。 
 デモをテロと呼ぶ権力者の精神構造にも疑問がある。政治家は自らに正義があるとし、民意を表現するデモをテロと言うが、デモ参加者はテロリストではない。発言は撤回しても許されるものではない。 
 国家は税金を払っている国民みんなのものである。政治家が国民にすべてを説明し、国民の意見を真摯に受け止めて政治を行うのが民主主義だと私は思う。 
Source: Asahi Shimbun(※要無料購読)


2013/12/31

《和訳》靖国参拝問題に対する米国の声明に関する12/30国務省副報道官記者会見(字幕動画付き)|OBN



公式動画(動画とトランスクリプトはこちらから閲覧可能)


字幕付動画(※ウイグル問題に関する質問まで含む)

以下は、国内でも一部報道された、靖国参拝問題に関する駐日米大使館・国務省声明について、米国務省ハーフ副報道官が行った12/30定例ブリーフィングでの記者たちとの質疑応答の内容の抜粋である。
会見の公式動画(36:15~40:45)を確認するかぎりでは、質問している記者は、①中国系(?)女性、②日本人(?)男性記者1、③日本人男性記者2、④中国系(?)女性記者2、再び同じ⑤日本人男性記者2、⑥中国系(?)女性記者、⑦日本人男性記者2の順であった。
いずれも、誰がどの新聞社の所属かまでは特定できない。「中国系」「韓国系」については英語の発音などからあくまで筆者の独断と偏見で当たりをつけているだけなので確証はなにもない。ただし、日本人でないのは筆者の感覚ではあるが確かだと思う。

参照資料:駐日米大使館・国務省声明(訳文・原文)

2013年12月26日
 日本は大切な同盟国であり、友好国である。しかしながら、日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している。
 米国は、日本と近隣諸国が過去からの微妙な問題に対応する建設的な方策を見いだし、関係を改善させ、地域の平和と安定という共通の目標を発展させるための協力を推進することを希望する。
 米国は、首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する。


December 26, 2013
Japan is a valued ally and friend. Nevertheless, the United States is disappointed that Japan's leadership has taken an action that will exacerbate tensions with Japan's neighbors.
The United States hopes that both Japan and its neighbors will find constructive ways to deal with sensitive issues from the past, to improve their relations, and to promote cooperation in advancing our shared goals of regional peace and stability.
We take note of the Prime Minister’s expression of remorse for the past and his reaffirmation of Japan's commitment to peace.


(改訳)
2013年12月26日
 日本は大切な同盟国であり、友好国である。しかしながら、日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している。
 米国は、日本と近隣諸国の双方が、過去からの慎重な判断を要する問題に対応する建設的な方策を見いだし、関係を改善させ、地域の平和と安定という共通の目標を発展させるための協力を推進することを望む。
 米国は、首相が過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現を用いたことを留意する。 

国務省副報道官による定例ブリーフィングにおける質疑応答(訳文・原文)

(訳文)
中国系女性記者: ご存じのように、日本の安倍晋三首相は先週、靖国神社を参拝し、駐日米国大使館のプレスリリースが発表されました――
ハーフ副報道官: (頷く)
中国系女性記者: -- そして中国は27日、中国国民は彼を歓迎しないと述べました。国務省側から何かコメントはありますか?
ハーフ副報道官: われわれの声明は皆さんすでにご存じと思いますが、改めて繰り返します。まず、日本は当然ながら、大切な同盟国であり、友好国である」。しかしながら、今回の場合は、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに、米国政府は失望している」と。米国は、これまでと同様に「日本と近隣諸国が過去からの微妙な問題に対応する建設的な方策を見いだし、関係を改善させ、地域の平和と安定という共通の目標を発展させるための協力を推進することを望む」。
中国系女性記者: ワシントンポスト紙によれば、参拝は「挑発的な行動」だったと。また別の報道では、ジョン・ケリー国務長官とチャック・ヘーゲル国防長官が10月の時点で、安倍晋三首相に対し、地域の緊張を悪化させることのないよう靖国参拝を控えることを助言していたそうですが、 国務省はこの件について、日本政府と参拝の前後に連絡を取り合っているということなのでしょうか?
ハーフ副報道官: 連絡は取り合っていますが、確認します。10月の件に関する報道が事実であるかは、数か月前の話なので、承知していませんが、よろしければ確認します。われわれの立場はきわめて明白にしたつもりですので、これ以上本件について申し上げることはありません。
中国系女性記者: 最後にもう一問。
ハーフ副報道官:  (頷く)
中国系女性記者: 一部報道によれば、国務省の関係者はホワイトハウスの関係者と協議の上、最終的には、より強い、タフなトーンで表明するために、「遺憾(regret)」や「懸念(concern)」ではなく、「失望(disappointed)」という表現が選ばれたとのことですが、米国は日本政府に対してどのようなメッセージを伝える意図があったのでしょうか?
ハーフ副報道官: われわれのメッセージは、その選んだ言葉からもきわめて明快です。政府省庁間の協議については承知していませんが、当然ながら、われわれは常にホワイトハウスの同僚らとも調整しています。今回、われわれは「失望している」こと、本件が「緊張を悪化させる」ことをきわめて明快にしました。これらの言葉が意味するところは、きわめて明白だと思います。私なら、言葉の真意をほじくり返すことは控えます。
中国系女性記者: つまり、「遺憾(regret)」などとの違いは――
ハーフ副報道官: われわれとホワイトハウスの間での違いですか?
中国系女性記者: いえ、「失望(disappointed)」「遺憾(regret)」又は「懸念(concern)」の違いです。
ハーフ副報道官: 辞書を引いてその違いを把握して頂ければと思います。私が「失望した(disappointed)」と言う場合の意味は、相当に明白だと思いますよ。
日本人男性記者1: 安倍首相は参拝時の談話で、戦犯のために参拝したのではなく、国のために犠牲となった人びとや命が失われたことを参拝したのだと――
ハーフ副報道官:  (頷く)
日本人男性記者1: -- また同時に首相は、「中国、韓国の人々の気持ちを傷つけるつもりは、全くない」とも表明されてますが、これについての見解は?
ハーフ副報道官安倍首相が過去への反省と日本の平和への決意を再確認したことついては、確実に留意しています。日本政府とは緊密なパートナー関係にあります。先に述べた通り、「日本は大切な同盟国であり、友好国」です。したがって、本件については日本政府と話し合いを続けます。私は、意見が一致しない問題についても率直に意見しあうことができるというのは、強固なパートナー関係であることの一つの証であると思います。ですから、現在のフォーカスは、この関係を前進させ、いかにして日本やその他近隣諸国がより建設的に(この問題に)取り組むことができるかにあると思います。
日本人男性記者1: また「失望(disappointment)」について、米国政府と国務省はともに「米国政府は失望している」と声明を出しましたが、この「失望」は、靖国参拝のことなのか、それともその結果あるいは影響――
ハーフ副報道官: それは――
日本人男性記者1: -- 中国や韓国からの反発についてなのか―― (聴き取り不能).
ハーフ副報道官: (米国が失望したのは)日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させる行動を取ったことです。この文をこれ以上紐解くつもりはありません。
日本人男性記者1: これはつまり――
日本人男性記者2: 今回の参拝とこれまでの首相が行った参拝との違いは何でしょうか?歴代の首相も参拝を行い、周辺国からひじょうに強い反発を受けましたが、米国はコメントしませんでした。しかし今回は「失望」を表明した。
ハーフ副報道官: それぞれの状況によって(対応は)違うでしょう。過去の状況については自分は関わっていないので承知してませんが、よろしければチームに違いがあるかを確認することもできます。しかし、それぞれの状況は異なります。われわれがコメントしたのは、ある特定の時期に地域の緊張を悪化させるやもしれない――あるいは、高めるやもしれない、と言ったほうが妥当かもしれません―と判断した状況についてです。これ以上申し上げることはありません。
中国系女性記者2: この訪問で安倍政権への信頼に影響が生じ、日本政府との関係に影響を及ぼす可能性は――
ハーフ副報道官: すでに申し上げたとおり、「日本は大切な同盟国であり、友好国」です。日米はさまざまな課題において緊密なパートナーであり、それは変わりません。われわれは今後も、意見が一致しない問題について、話し合いを続けるでしょう。
日本人男性記者2: これは○○に影響――
ハーフ副報道官: あの数問だけ受けます。もう時間が――
日本人男性記者2: では、この問題は○○に影響――
ハーフ副報道官: 回答が遅れしまったので申し訳ないですが、予定がありますので・・・
日本人男性記者2: これは○○に影響――
ハーフ副報道官: 全員の質問にお答えします。
日本人男性記者2: -- これは、4月に予定されている大統領の訪日に影響しますか?その他の国も・・・
ハーフ副報道官: そのことについては、ホワイトハウスに訊いていただくしかありません。その件については、ですね、何も私から申し上げられることはございません。




QUESTION: So as we know, the Japanese Prime Minister Shinzo Abe visited Yasukuni Shrine last week, and we already saw the press release by U.S. Embassy in Japan --
MS. HARF: Mm-hmm.
QUESTION: -- and China said on Monday that Chinese people don’t welcome him. Any comments from the State Department?
MS. HARF: Well, you saw – I think folks our statement, and I’ll repeat it, that Japan is of course a valued ally and friend. Nevertheless, in this case, we were disappointed that Japan’s leadership has taken an action that will exacerbate tensions with Japan’s neighbors. We hope, as we always do, that both Japan and its neighbors will find constructive ways to deal with sensitive issues from the past, to continue improving their relations, and to promote cooperation in advance of all of our shared goals in the region.
QUESTION: And according to The Washington Post, he says his visit was a provocative act. And there is news about Secretary John Kerry and Defense Secretary Chuck Hagel advised Shinzo Abe to avoid ratcheting up regional tensions by visiting Yasukuni Shrine in October. So does the State Department communicate with – this issue with Japanese Government before and after his visit?
MS. HARF: We do communicate with them. I can check. I don’t know if those reports about October are true or not. It’s from a few months ago. I’m happy to check on that. I think we’ve made very clear what our position is, and I just don’t have much more for you on this.
QUESTION: And last one.
MS. HARF: Uh-huh.
QUESTION: Some media reports that U.S. officials from State Department discussed with officials from White House and finally chose the word “disappointed” rather than “regret” or “concern” to express a stronger or tougher tone. I mean, what kind of message does U.S. trying to send to the Japanese Government?
MS. HARF: Well, I think our message is very clear from the words we chose. I don’t know those reports about interagency communications. Obviously, we talk to our colleagues at the White House all the time. I think we’ve made very clear that we were disappointed, that we think this will exacerbate tensions. I think those words are very clear in their meaning, and I wouldn’t probably wordsmith them any further to try and get deeper meaning out of them.
QUESTION: So you have no differences between “regret” --
MS. HARF: Us and the White House?
QUESTION: No, I mean the differences between “disappointed, “regret,” or “concern.”
MS. HARF: I’m happy for you to get a dictionary and look up what the difference is. I think it’s pretty clear what I mean when I say “disappointed.”
QUESTION: Prime Minister Abe at the same time announced his statement. He didn’t mean – he prayed for war criminal, and he visited – pray for – just for sacrifice, for loss their life --
MS. HARF: Mm-hmm.
QUESTION: -- for their country. And at the same time, he’s also saying he – it is not his intention at all to hurt the feeling of the Chinese and the Korean people. But what do you think about this?
MS. HARF: Well, we definitely took note of the prime minister’s expression of remorse for the past and his reaffirmation of Japan’s commitment to peace. We have a close partnership with the Japanese Government. They’re a valued ally and friend, as I said. So we’re going to keep talking about this issue with them. One of the, I think, hallmarks of a strong partnership is the ability to talk honestly with each other when there maybe are differences that we need to express. So I think we’re focused on the relationship moving forward and how Japan and others in the region can work more constructively together.
QUESTION: And disappointment – the U.S. Government and the State Department also announced the United States is disappointed. This disappointment is about – this is about his visit to Yasukuni or the result or the consequences --
MS. HARF: Well, the --
QUESTION: -- and the reaction from the China and the South Korea (inaudible).
MS. HARF: That Japan’s leadership took an action that will exacerbate tensions with Japan’s neighbors. I’m not going to probably parse that further.
QUESTION: Does this --
QUESTION: What’s the difference between this time and a former prime minister’s visited many times and we had a really strong reaction from neighbors, but the United States never commented, but this time you show the disappoint.
MS. HARF: I think every situation’s different. I wasn’t here for those. I’m happy to check with our team and see if there is a difference, but every situation’s different. We were commenting on something at a certain period in time that we thought would hurt tension in the region – or increase tension in the region, I should say, and I think that’s probably all I have to say on that.
QUESTION: Does this visit give you any doubts in this – in Abe administration and may affect your relationship with Japanese --
MS. HARF: As I said, they’re a valued ally and friend. We’re close partners on a range of issues. That won’t change. And we’ll continue talking about areas where we disagree going forward.
QUESTION: Will it going to affect --
MS. HARF: Just a couple more on this, guys. I’m going to --
QUESTION: Yeah. Will it going to --
MS. HARF: I know I was late for this, but I’m on a little bit of a schedule.
QUESTION: Will it going to affect --
MS. HARF: I’m going to get to everyone’s questions.
QUESTION: -- President’s coming visit in April, estimated, of countries --
MS. HARF: I have – I would refer you to the White House, I think, for that. I have nothing at all on that.


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