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2013/07/20

(書き起こし)緑の党 三宅洋平 2013/7/18選挙フェス@大宮1/3



三宅洋平(選挙フェス@大宮1/3)2013/07/18



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YAHMAN!
ありがとうございます
緑の党推薦候補 全国比例区 三宅洋平です

(観客 「イェー!」)

今日で15日目の選挙フェスですけど 
まぁあの初日の吉祥寺で 何が始まるかなと思ったし 
自分たちの オーガナイゼイションの限界の中で 
声をかけきれなかったアーティストたちも
たくさんいたんですけれども 
もう呼んでなくても皆どんどん集まってくる

で 吉祥寺を出発してから日本中を このスタイルで 
周り続けてきましたけど 今 特に311の震災以降 
思うところ 言いたいことが いっぱいあって
言えなかった人たちが こんなにたくさんいるんだ
っていうことを ぼく自身すごく確認させてもらってます

自分一人にできることは もう全部 やってるんだけど 
自分の影響力の限界で 1ミリでも世の中をよくしたいと思って・・・

去年の12月に 山本太郎くんが防弾チョッキ着て
演説してる横で彼を応援しながら 彼を一人に
しちゃいけないなっていう思いもあったし・・・

まぁ理由は100個ぐらいあるんですけど 立候補したのには
あれは12月だったんで 
すごく寒かった記憶があるんだけど・・・
気がついたら夏んなってました(笑)

長かったなあ・・・ここまで
世の中ではこの最後の3日間を 選挙用語では 
「3日戦争」 っていうらしいです

マスメディアの報道観てると 新聞では 
「出馬」 「出陣」 「最後まで戦い抜く」 

どんだけ争いが好きなんだろ って・・・
選挙は戦じゃなくて 皆が自分の思うことを 
自分の思う存分に表現し合って その意見を世の中に問う

そして お互いの意見を聞き合って 自分の理解も深める
それで自分の意見もバージョンアップさせる
そら 国会に行ってからも一緒なんですけど・・・
そういうもんなんじゃないの って 俺は今も心から思ってるし
どうして 毎晩ホテルの前を公安警察に見張られながら 
ネットの上でもぶっ叩かれながら こんなに苦痛を味わいながら

選挙しなきゃいけないのか・・・
ぼくは喜納昌吉や山本太郎を応援しながら 
それをずっと疑問に思ってたんです

争いのない世界をつくるのに まず政治が 
言葉遣いから気をつけてかなきゃいけないし 俺は不躾だし

”俺”とか云っちゃうし 
”云っちゃうしし”とか云っちゃうし(笑)
それは既存の社会からしたら 「何だあいつ」
っていうことなのかもしれないんですけど

そんな上辺のことより そいつがホントに何を云ってて 
どうやって生きてきたかを見定めるのが 選挙だと思うんですよ


(観客「イェー!」)

で 他の候補の人を批判したくもないし 否定もしたくないし 
ただあの人はこう云ってる 俺はそれとは違うんだ 
っていうことは表現してもいいと思うんだけれど

ましてや同じ脱原発の派閥の中で あいつはどうとか 
こいつはどうとか なんでそうなっちゃうんだろうね
内ゲバ だから世界は平和になんないんだよね
平和を目指す人たちがやり方を巡って また争ってる
人間はこれを何万年やってきたんだろうな って思うんだけど 
俺は選挙で皆に問いたいのは 
俺のことを好きか嫌いかじゃないんだよね
俺と一緒に国会に行けるかどうか 
あいつなら俺の意見聞いてくれるかどうか 
皆の意見を束ねてちゃんと届けて 
政治が何をやってるかを皆にまた届けられるかどうか

だから俺は 選挙でマーケティングをするつもりはないんだよね

「こうやって云えば票が取れる」 
「三宅くん これについて喋れば票が取れるよ」
そんな話じゃないと思うんだよね
あなたがそうとしか思えないように 
ぼくはこうとしか思えないんだよね っていうことを
メタルを好きな人とクラシックが好きな人が
語り合えばいいと思うんだよね
あっ そしたら使ってる音楽のスケール一緒じゃん 
みたいな
その人がどういう音楽を好きか っていうのは 
生まれてこのかた生きてきた人生 背景 想い 
聴いたCDの種類 数 順番 思い入れ・・・全員違うんですよ
それを巡って 言い争うミュージックファンなんて 
すげえナンセンスだし ほとんどいないよね そんな人
だけど いいオトナたちがそれをやってるんだ

だけどさ 俺 政治に要求したいことがある
あるいはこれから自分が要求される立場になるかもしれない
単純なんだよ 二つしかない

“地球の環境を守りたい” 

エコシステムに許された時間はもうそんなにない
俺はこの部分にはすごく危機感を持ってんの ずっと
自分たち自身の暮らしを改めないと 
何が原発を爆発させたのか 何が人々を苦しめたのか 
その答えを探して 経済のことや政治のこと勉強し尽くして 
それでやれ ロックフェラーがどうとか ロスチャイルドがどうとか
っていう”陰謀論”っていう部分にも差し障ったけど
最終的に気づいたのは この街を振り返ればわかるように 
俺たちのライフスタイルなんだよね
彼らを支えてるのは やっぱり彼らからガソリン買って 
化学繊維の服買って
 「いや 安いからこっちのTシャツにしよう だってカネないし」
そういう発想が 自分たちの首を絞めてきたんだよね
だから これはもう各地で何度も云ってきたけど 
俺は今回全身オーガニックでヘンプ 無農薬の服だけを着て 
褌締めて 選挙をやってるんだけど
自分が着てるものや食ってるものの背景に 
それを作った人たちの生活があって 
それがたとえばインドや中国の土壌を農薬で汚染しまくって 
子どもや大人を苦しめてる現状があるんだったら 
俺は自分の財布から金がもう3000円余計に消えても 
そっちを選びたいんだ
そういう想いに司られた これが俺の”正装”なのね
今かっこいいスーツ着てるヒマ、俺にはないんだ
そこの日々の日常の皆の生活の営みのベクトルを 
今もう指パッチン一つであっという間に変えていきたい
今日 話を聞いてくれる人たちはさ もうわかってるし 
一歩一歩進んでいけると思うし それはなんと云うかこう 
ベジタリアンが肉食べる人に対して 完璧を要求して蔑むような
そういう心に陥ってもいけないし 日々皆葛藤しながら・・・
俺だってそうだよ マクロビとか ビーガンとかすごく 
今のエコシステムの上では重要な考えだと思うんだよね
なんで肉を食っちゃいけないかっていうのは 
多分今日説明してると30分ぐらいかかっちゃうから
置いとくけど・・・
それはまた後でネットで説明するわ 便利だな ネット選挙は
だけど 俺だって食べるし ペヤングも食うし 
選挙で忙しくて夜中の2時か3時に帰ってきて 
腹減ってしょうがなきゃコンビニ飯食うし 
すげえありがたいしウマいし 
子どもの頃に食べ慣れたあのアミノ酸まみれの味は最高だし
でも その一進一退の攻防を自分の中で皆が
ちゃんと繰り返していくことが大事だと思うんだ
で 伝わらない人たちに どうやって伝えるか
ってゆうことを考えて欲しいんです
今回 ようやくですけど 重たいメディアの腰が上がり始めた
今日も日刊スパ!とダイアモンドオンラインでは 
ぼくのことを軸に 選挙 記事にしてくれました
やっとだよ

(観客拍手大歓声 「イェーイ!」「すごーい!」「フォー!」)

やっと動き始めたぜ
それでさ 誰が世の中を動かしてんのかなぁ?
これからも 誰が動かしていくのかなぁ?

(ヨーヘイ 自分を指さして)

俺!? 俺ね・・・

(観客 「俺だー!」「俺やー!」「皆だ!」)

皆なんだよ ホントに
で これまでの政治は たとえば俺が国会に行く 
あいつは選挙の時にこんなことを公約で掲げてた 
こんなことを云ってた
「おいおい 全然できてねえじゃねえかよ 
俺一票入れたんだぞ おい!」みたいな
そうやって政治家を孤独にしてきたんだよね
一票入れるのって 選挙のね この期間中は
とても大事なこと 何よりこれが目的なんだけど
だけど よく考えて
この地球をどうにか今しなきゃいけないという状態の中で 
紙にペンで名前書いただけじゃ 
地球はどうにも変わんないんだよ
一票入れたってのは 
紙にペンで一人の名前を書いただけなんだ
その議員が云ったことをできてなかったら 
俺ができてなかったら 俺んちとか 
俺の事務所まで来て欲しい 暇な日に
「ヨーヘイ おまえ何か困ってるだろ?」って
「やりたいようにできてないよな?」
 「俺 今時間あるから手伝うよ」って

そういうスタンスの支持者が どれだけいるかが 
その人の政治力だと思うんだ 俺は

で 色んな方面から最近こう・・・何かあるんだろうね 
ここのポイントで三宅を突こう みたいな
だからメールとかさ FacebookとかTwitterのメッセージで 
今一番多いのが 「具体的な政策を語ってください」みたいな
ちょっと待ってよ・・・俺まだ政治に足踏み入れて4ヶ月だよ?
だけどね 政治家の業界の専門用語なんか 
すぐ覚えるぜ 俺は
でも 本質的なマツリゴトに関して語らしてもらえば 
俺は自信があるんだ

マツリゴトって何よ?
人々の心を動かして 皆が動いてくれることでしょ?

(「そうだー!」「イェー!」)

じゃあ今 日本の選挙で 
俺より人集めてる政治家いるのかよ?!って

(大歓声)

じゃあ・・・俺の俺のってね 言いたくないけど 
これが俺の政治力なんだよ!

俺と俺の仲間たちの政治力なんだよ! 具現力なんだよ!

この勢いでやれば 世の中はいい方に ちょっと動かせる
で 俺たちが云ってるのは 既存のものを押しつぶして 
今までの権力者をギロチンにかける革命じゃない
わかってもらいたいんだ!

原発が爆発してからさ 津波のことについては
泣いていいんだけど 放射能被害については泣くことすら
禁じられてきたよね?
その評価を巡ってもさ 国が少なくともニュートラルで
フラットな議論を提案してくれればよかったけど
 「いや待て」と 「経済止まったら困るでしょ?」ってことで 
何も認めてくれなかった 今もだぜ?
俺は昨日 いわきの福島で トークセッションやってきた
5月に 2011年の5月に炊き出しに行ってから 
2年ぶりにいわきを訪れて また皆の元気な顔が見れてさ
俺が想像してた放射能被害って もっと酷くて 
もっとすぐ出るもんだと思ってたから
2年前と変わらない皆が居て ホントにホッとしたんだけど・・・
だけど今日俺たちがいわきから
スーパーひたちに乗って出てきて 
間もなくしてニュースが入ってきて 
“3号機から謎の湯気が出てます” 東電の発表
なんか6時頃に一応 記者会見したらしいんだけどさ
俺たち今ここにいていいのかな?って
マスクしないで ここにいてもいいのかな?って
そのことを 云った途端に袋叩きにされるんだよね
じゃなくてさ 被曝を怖がらない自由も 
被曝を怖がる自由もあるはずなんだよ

その人たち同士が それを認め合いながら 
息を交わせる場ってどこなんだろう?
たとえば 国会じゃないのかなって 俺は思うんだ



Produced by NTU
書き起こし by Dai
監修 by Taka

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